2020年(令和2年) 7月14日(火)付紙面より
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酒田市は、市内で営業する宿泊・飲食業を中心に各店舗が新型コロナウイルス感染防止対策に取り組んでいることを広く周知するためのステッカーを作製、配布している。疫病退散の妖怪「アマビエ」に扮した市公認キャラクター「もしぇのん」「あののん」をメーンに、3枚のステッカーで「新しい生活様式」に対応した店舗運営を実施していることを示す。
感染拡大に伴う外出自粛要請などで大きな打撃を受けた宿泊・飲食業への支援として市は今年4月、「飲食店等応援補助金」と銘打ち、申請のあった事業者に対し今年3月の上下水道料金の5倍相当額を支給。今月3日からは「営業再開応援金」として応援補助金を受けた事業者に5万円を追加交付している。市によると、これまで505件に交付。飲食店等応援補助金の申請は現在も受け付けている。
今回作製したステッカーは応援金交付に合わせ配布している。何度も貼ったり剥がしたりできる再剥離タイプで、日本フードサービス協会、全国生活衛生同業組合中央会による「外食業の事業継続のためのガイドライン」に沿って、「もしぇのん」「あののん」が▽くっつかないで“のん”▽手を洗う“のん”▽換気をしてる“のん”▽マスクを着用してる“のん”―などと呼び掛ける仕様になっている。
市は「ステッカーを貼ることで、ガイドラインに沿った安心して利用できる店とアピールできる。支援につながれば」と話した。ステッカーは残数があり、宿泊・飲食業以外の希望店にも無償で交付可。問い合わせなどは市商工港湾課=電0234(26)5361=へ。