2020年(令和2年) 7月24日(金)付紙面より
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23、24日を主会期に中学校総合体育大会(中体連)の田川地区大会が行われている。鶴岡市の小真木原陸上競技場を中心に市内の体育館やプール、グラウンドなどでバレーボールやバドミントン、サッカーなど14競技で熱戦を繰り広げる。19日に新体操が行われた。8月1日に柔道が行われる予定。
新型コロナウイルス感染を考慮し、各試合会場への応援の保護者たちの入場は競技によって対応が分かれた。このうちバスケットボールは「無観客試合」となり、選手の保護者たちは外から体育館の扉が開けられたスペースからゲームの様子を見て応援していた。女子バスケの会場となった藤島体育館で、藤島中女子バスケ保護者会の小野寺翔太会長(36)は「競技専門部に入場の嘆願書を出し、保護者の思いは受け止めてもらったがかなわなかった。ただ地区大会が開催できたことは子ども、保護者共に喜んでいて、開催のために尽くしてくれた関係者に感謝しかない。3年生にとっては最後の大会。仲間たちと思いっきりプレーしてほしい」と話した。
小真木原で行われた陸上競技では選手やコーチ、役員、保護者などに対し2週間前から検温を義務付け、応援は原則同居している家族や庄内地域在住者までとした。一方、同会場テニスコートで行われたソフトテニスの応援は「家族」までとし、プレー中の選手以外はマスクを着用。保護者は静かにわが子に声援を送っていた。
今年で引退する息子の応援に来ていた同市羽黒町手向の齋藤健さん(46)は「大会もなく、このまま引退だろうと思っていたが開催していただき感謝。息子も楽しくプレーできているようだった」と笑顔で話した。