2020年(令和2年) 7月28日(火)付紙面より
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酒田市中野俣地区の水田の水路で26日、「いきもの発見塾」が行われ、酒田市内の未就学児から中学生まで20人、保護者11人、スタッフ6人の計37人が参加し、水辺の生き物と触れ合った。
東陽コミュニティ振興会(佐藤正会長)と酒田市地域おこし協力隊(平田地域・東陽地区拠点)が主催し、県環境アドバイザーの遠藤弘夫さんと、庄内海岸いきもの調査グループ代表の長船裕紀さんが講師を務めた。
この日は汗ばむ気温の中、タモ網とバケツを手に夢中で水辺の生き物を追った。
子どもたちはタモ網ですくっては調べを繰り返し、マツモムシやコオイムシ、ヒメゲンゴロウなど15種類ほどを捕まえた。中には全長約2ミリのユスリカを必死で探してとうとう捕まえた少年もいた。
あちこちで「先生これなぁに」という質問が飛び交い、2人の講師は名前だけではなく見分け方まで詳しく教えていた。
一段落ついたところで、「いきものビンゴシート」を用いて捕まえた生き物でビンゴゲームをし、講師がホワイトボードに生き物を絵で描いて見せては、その都度子どもたちは自分のバケツの中を探しビンゴシートに印を付けた。帰る直前までタモ網を水路に入れる子どももいて自然の中で夏のひとときを満喫した。