2020年(令和2年) 8月2日(日)付紙面より
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学生の就職活動や人材確保に役立ててもらおうという「実践型インターンシップ活用&山形の若者の本音を知るセミナー」が7月31日、鶴岡市の庄内産業振興センター(マリカ東館)を拠点に行われた。学生は就職活動の際、8割以上が職場体験(インターンシップ)を行うが、都市部の企業に比べ慣れておらず、情報も少ない地方企業が、どう学生に対応するかなど2人の山形大学生を招き本音などを聞いた。鶴岡市商工観光部商工課が主催した。オンライン方式セミナーで鶴岡市など県内15社の経営者や人事担当者がZoomで参加した。
最初に講演を行ったキャリア教育などの講師、伊藤麻衣子さんは庄内には山形大農学部、東北公益文科大の2つの大学はあっても、就職活動の学生に企業側は不慣れな面があるとし「企業の方が本気の対応をしないと会社の姿勢がばれる。インターン学生を客としてではなく、仲間として迎え入れなければだめ」と説いた。研修に訪れた学生は社内の人間関係などもしっかり観察し、会社というものをしっかり研究していることなどを話していた。
スキルアップとして9、12月はさらに進んだ研修会を予定している。