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2020年(令和2年) 8月6日(木)付紙面より

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日沿道新潟・山形県境建設促進大会 災害で“ダブルネット”必要性再認識

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)新潟・山形県境地区建設促進大会が4日、鶴岡市温海ふれあいセンターをメーン会場に開かれ、朝日まほろば(新潟県村上市)―あつみ温泉間40・8キロの早期開通に向け大会決議などを行い、沿線地域や関係機関がさらに連携を強めて運動を展開することを誓い合った。

 大会は鶴岡、村上両市で交互に開かれ、今年で32回目。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、村上市教育情報センターをサテライト会場にしてライブ中継を行い、地域住民ら合わせて約260人が参加した。

 主催者あいさつで、建設促進新潟・山形県境地区期成同盟会長の高橋邦芳村上市長は「7月の豪雨災害では、住民生活と物流など経済活動を支える交通ネットワークのリダンダンシー(多重化)の必要性を再認識した。運動強化を継続し、早期開通に向け成果を挙げていこう」と呼び掛けた。

 朝日まほろば―あつみ温泉間を国直轄の国道7号「朝日温海道路」として整備している。国土交通省の新潟国道、羽越河川国道、酒田河川国道の各事務所長が工事の進捗(しんちょく)状況など報告。山形県側では、長さ1016メートルの大岩川トンネルの掘削工事が約950メートルまで進み、近く貫通する見通しとなり、新潟県側でも約1000メートルのトンネル1本の貫通見通しが示され、工事区間で最長の約2500メートルの掘削に着手する見込みとの説明があった。

 国に要望する▽積極的な予算投入による早急な完成▽インターチェンジ周辺に計画している「道の駅」整備への支援―などを求めた大会決議を、期成同盟会副会長の皆川治鶴岡市長が読み上げ、参加者の拍手で承認した。

新潟・山形県境区間の早期開通に向け沿線地域が決意を新たにした建設促進大会
新潟・山形県境区間の早期開通に向け沿線地域が決意を新たにした建設促進大会



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