2025年4月8日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2020年(令和2年) 10月4日(日)付紙面より

ツイート

待ちかねた観光客みやびな世界を堪能 酒田 「舞娘茶屋・相馬樓」営業を再開

 新型コロナウイルス感染拡大のため、今年4月から休樓していた酒田市日吉町二丁目の「舞娘茶屋 相馬樓」(樓主・新田嘉一平田牧場グループ会長)は、各種感染症対策を講じた上で今月から営業を再開した。酒田舞娘(まいこ)が半年ぶりに演舞を披露、待ちかねた観光客らがみやびな世界を堪能している。

 感染状況を鑑み、来樓者と従業員の安全確保のため相馬樓は今年4月から臨時休樓していた。1週間前までの事前予約制、入樓者制限(1公演あたり20人まで)、東北6県と新潟県からのみ受け付け、検温・手指消毒の徹底といった対策を講じ今月1日に再開、12月28日(月)まで暫定開樓する。

 2日午後、地方(じかた)の小鈴姐さんが奏でる三味線の音色に合わせて舞を披露した酒田舞娘の小結希さんは「休樓中はお客さまと会う機会がなかった。お客さまの前で演舞ができてうれしい」、同じく千鶴さんは「休樓中は稽古に励んだ。成果をこれから披露していきたい」と。小鈴姐さんは「普通、日常、当たり前といったもののありがたみをあらためて感じた。ウィズ・コロナの時代。皆さんからアイデアを頂きながら、ピンチをチャンスに変えていきたい」と話した。

 演舞は午前10時半からと、午後1時半からの1日2回それぞれ30分ずつ。食事と演舞鑑賞がセットになった「舞娘御膳」の提供はない。入樓予約は電話・ファクスなどで。問い合わせなどは相馬樓=電0234(21)2310=へ。

小鈴姐さん(右)が奏でる音色に合わせ舞を披露する酒田舞娘の2人=2日午後
小鈴姐さん(右)が奏でる音色に合わせ舞を披露する酒田舞娘の2人=2日午後


2020年(令和2年) 10月4日(日)付紙面より

ツイート

酒田東高校創立100周年 人文字つくり節目を祝う

 創立100周年の節目を迎えた酒田市の県立酒田東高校(五十嵐文彦校長、生徒555人)で2日、全校生徒・教職員がグラウンドに集まり、節目を祝う人文字をつくった。

 同校の前身、酒田中学琢成校は1879(明治12)年に開校したが、4年後に災禍で校舎が焼失して休校。1920(大正9)年に県立酒田中学として現在まで続く歴史が始まった。県内屈指の進学校として名をはせ、教育目標「質実剛健」「文武両道」の実現に向けて主体的な学び「知」、豊かで深い心「情」、強い意志「意」、体力気力の充実「力」の4つの要素の習得に励んでいる。

 今回の人文字は、新型コロナウイルス感染症で中止となった体育祭の代替行事として、生徒会執行部(船木楓大生徒会長)と同校が節目を祝おうと企画。朝方までの雨でグラウンドでの実施が心配されたが、土も乾き晴れ渡る中、4階非常階段に立った船木生徒会長らの指示で、「2020 SAKATO 100TH」の計15文字をクラス単位で1文字ずつ浮かび上がらせた。

 船木生徒会長(16)=2年=は「体育の授業を利用してクラス単位では文字をつくったが、全体で集まったのは今回初めて。コロナ禍の中、『密』に気を使った。あらためて人を動かすことの大変さを思い知った」と話した。

酒東グラウンドに浮かび上がった節目を祝う人文字
酒東グラウンドに浮かび上がった節目を祝う人文字



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field