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2020年(令和2年) 11月12日(木)付紙面より

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デジタル化推進に4者連携 酒田市とNTT2社、公益大が協定結ぶ

 行政サービスなどに関してデジタル変革(DX)を推進している酒田市は11日、NTTデータ(東京都江東区)、NTT東日本(東京都新宿区)、東北公益文科大(酒田市)とDX推進に関する連携協定を締結した。4者が連携し市民サービスの向上、地域課題の解決、デジタル「人財」の育成などを図っていく。

 市は現在、行政サービス、庁内事務、地域社会の3項目に関してDXを推進。先月には企画部企画情報課内に専門部署となる「デジタル変革戦略室」を新設。同市出身でNTTデータ社長を務める本間洋氏(64)を、推進リーダーとなる「最高デジタル責任者(CDO)」に登用した。

 人口減少や少子高齢化の進展に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で大きな変革期を迎える中、市は今回、総合計画で掲げている「賑(にぎ)わいも暮らしやすさも共に創(つく)る公益のまち酒田」実現に向け、NTTデータ、NTT東日本、公益大がそれぞれが持つ強みを生かした協力体制を構築することでDXを進めようと協定を結ぶことにした。

 市庁舎で行われた締結式では、丸山至市長と本間社長、NTT東日本山形支店の渡会俊輔支店長、公益大の神田直弥学長が、それぞれが手にしたタブレット端末に映し出されたファイルに電子署名した。

 丸山市長は「劇的にDXに舵を切る絶妙のタイミングで、良いチャンスと捉えている。酒田のサステナビリティ(持続化)に大きな役割を持つ協定と確信している」、都内からリモートで臨んだ本間社長は「ぬくもりある、便利で使いやすいサービスを提供したい」、渡会支店長は「強みを生かし、地域課題の解決に取り組みたい」、神田学長は「人財育成に向け、2つの専門を学ぶ『ダブルメジャー制』、大量のデータを分析する力を養う『データサイエンス』を学内で取り入れる」とそれぞれあいさつした。

電子署名したタブレット端末を披露する(左から)丸山市長、本間社長、渡会支店長、神田学長
電子署名したタブレット端末を披露する(左から)丸山市長、本間社長、渡会支店長、神田学長


2020年(令和2年) 11月12日(木)付紙面より

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アテネ体操クラブ(酒田)U―12 4選手 初の全国大会に意気込み

 福井県鯖江市で22(日)、23(月)の両日に開催される日本体操協会主催「2020第15回全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会」に、酒田市のアテネ体操クラブ(星川恵美代表)に所属する男女4選手が東北ブロック代表として出場する。4選手は連日のように練習を重ね、技に磨きをかけている。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴って本年度の各種大会は軒並み中止。昨年11月に酒田市国体記念体育館で開かれた「東北ジュニア体操競技選手権大会」など前年の成績で出場者を選抜し、同クラブからは佐藤煌彪(ことら)(横山小4年)、新野うみ(余目一小5年)、杉山心海(ここみ)(松原小6年)、高橋苺衣利(まいり)(南平田小6年)の4選手が出場することになった。

 指導に当たる同クラブの五十嵐直基ヘッドコーチは「全国大会は4人全員が初出場。自分の実力を出し切ってほしい。コロナ禍の影響で発表の機会もなく、他県選手の演技を見ることもできなかった。たくさん吸収してきてほしい」と。昨年の東北ジュニア大会種目別・鉄棒で優勝、個人総合でも3位となった佐藤選手は「初の全国大会なので緊張する。これまでの練習の成果を出したい」と意気込みを語った。

 新野選手は「試合を楽しみながら自分の実力を発揮したい」、杉山選手は「今までの練習を生かして自分の演技をしたい」、高橋選手は「初めての全国大会は緊張するけど実力を発揮してきたい」とそれぞれ話した。

 全国大会は鯖江市総合体育館で行われ、全国9ブロックの代表、男女それぞれ120人が出場。個人総合と男子6種目、女子4種目で競い合う。

 一方、東北体操協会と県体操協会が制定する「優秀指導者賞」「優秀選手賞」の伝達式が7日、庄内町体操センターで行われた。県体操協会の太田英一副会長が五十嵐ヘッドコーチに指導者賞、同クラブ出身で県立庄内総合高体操部に所属する新関愛翔選手(1年)に選手賞をそれぞれ贈った。

昨年の東北ジュニア種目別・鉄棒で優勝した佐藤選手
昨年の東北ジュニア種目別・鉄棒で優勝した佐藤選手

全国大会に出場する(左から)高橋、杉山、新野の3選手
全国大会に出場する(左から)高橋、杉山、新野の3選手



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