2020年(令和2年) 12月12日(土)付紙面より
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新型コロナウイルス感染症の鎮静の祈りを連携して実施している鶴岡市の出羽三山神社(宮野直生宮司)、善寳寺(五十嵐卓三住職)、荘内神社(石原純一宮司)の3寺社は11日、初詣参拝で共通して取り組む感染拡大防止対策を発表した。独自に作成した絵文字「ピクトグラム」を境内に設置し「間隔を空けて並ぶ」など呼び掛けるほか、3寺社の境内や駐車場にライブカメラを設置し、インターネットで混雑状況が分かるようにし、分散参拝を促す。3寺社は「3密を避け、より安心・安全に参拝できるよう工夫した」と話している。
3寺社は今年、「つるおか三寺社祈りプロジェクト」として、祈りのリレーや特別御朱印帳の取り組みを行ってきた。正月三が日に例年、それぞれ6―7万人の参拝客が訪れる初詣での感染拡大防止にも連携することにした。
絵文字は善寳寺僧侶と荘内神社権禰宜がイラストを担当し、龍王尊、山伏、巫女(みこ)、アマビエなどをあしらい3種類作成。それぞれの境内に設置し、間隔を空けて並ぶことと、「大きな声を出さずに心静かに参拝を」と呼び掛け。ライブカメラは今月30日から来月11日まで設置する。
この日、善寳寺で3寺社が記者会見し、共通対策を説明。絵文字を設置して境内で参拝のデモンストレーションを行った。3寺社とも分散参拝に向け、今月中にお守りや縁起物の配布も行う。3寺社は「コロナ禍の初詣となるが、静かに心を整えてお参りしていただければ」と話している。
2020年(令和2年) 12月12日(土)付紙面より
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酒田市の十坂こども園(上野奈穂子園長、園児136人)で11日、体操競技会「2020タンブリング大会」が行われ、同園体操教室で学ぶ年長児11人がこれまでの練習成果を披露した。
同園は月1、2回、同市の体操教室「アテネ体操クラブ」を主宰する体操競技指導者、星川恵美さん(黒森、東北体操協会ジュニア体操連盟会長、県体操協会副会長、庄内地区ジュニア体操育成会長)を招き、年長児を対象に体操教室を開講している。
これまでの練習の成果は当初、13日(日)開催の庄内地区ジュニア競技選手権大会(同育成会主催)で披露する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中止に。「今春以降、体操を通し子どもたちは積極性や協調性を培ってきた。発表する機会を与えたい」(星川さん)と園単独で代替大会を企画した。
この日は保護者や大勢の園児、保育士らが見守る中、エントリーした男女11人が助走を付けた前転、ひねりを加えた側転、十字バランスなどをマット上で次々と披露。日本体操協会公認1種審判員の資格を持つ五十嵐直基アテネ体操クラブヘッドコーチが採点した結果、男子は池田幸人君(6)が8・9、女子は丸藤璃乃ちゃん(5)が9・0をマークし優勝した。幸人君は「体操は大好き。上手にできた」、璃乃ちゃんは「楽しかった。優勝はうれしい」とそれぞれ話した。