2020年(令和2年) 12月16日(水)付紙面より
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最前線で新型コロナウイルス感染症の対応に当たっている医療従事者への感謝を表す「ブルーライトアップ」が、酒田市の日和山公園にある県有形文化財・木造六角灯台で行われている。
医療関係者に感謝の気持ちを示すため、建物などを青色にライトアップする取り組みが国内外で広がっており今回、県が同市と連携して実施した。
12日は午後4時半にブルーライトがともされるとまずは赤紫色に染まり、やがて青色に。普段の色合いとは趣を変えた灯台の姿が浮かび上がった。点灯は19日(土)まで連日、午後4時半から同9時ごろまで。
一方、今月23日(水)からは鶴岡市の鶴岡公園内にある大寶館でも行われる。
2020年(令和2年) 12月16日(水)付紙面より
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冬季の献血不足が懸念される中、鶴岡市鳥居町の鶴岡ガス(笹原泰社長)に15日、県赤十字血液センターの献血車が訪れ、社員約20人が献血した。今冬は新型コロナウイルスの影響もあり、全国的に血液の安定供給が懸念されており、同センターでは「例年にも増して継続的な協力を」と呼び掛けている。
同センター献血推進課の中村俊治課長によると、県内では今のところ差し迫った供給不足には陥っていない。しかし、首都圏では例年より需要が多く、本県を含め全国から融通を受けている状況。首都圏の需要が増えている要因については「新型コロナとの関連などは定かでない。一時的なものである可能性もある」(中村課長)という。
しかし、県内では最近、新型コロナの感染拡大を受け、献血を伴うイベントそのものが中止になったり、企業や団体の集団献血がキャンセルになるケースが相次いでいる。「献血車を遊ばせておくわけにはいかないので急きょ、スーパーやショッピングモールなどでの街頭献血に出向くが、特に冬場は街頭での協力者は少なく、思うように確保できていない」(同)という。
中村課長は「本県では例年、寒さが厳しくなる1月から2月にかけて最も献血者が少なくなる。年末年始は学校や企業が休みになる上、今冬はコロナの影響で献血する機会の減少などから、献血者が減ることが懸念される。例年以上に、継続的な協力を」としている。
鶴岡ガスの献血は毎年春と冬の2回、社会貢献事業として行っている。今年は、新型コロナの影響で春の実施分が7月にずれ込んだ。この日は午前9―11時に献血車の配備を受け、社員が次々に献血した。
献血車に乗り込んだ伊藤一義さん(42)は「20年近く前から献血を続けている。特にコロナに関係なく、いつも通りに協力したい」と話した。