文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2020年(令和2年) 2月1日(土)付紙面より

ツイート

鶴東ナイン全員野球で活躍誓う

 第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、阪神甲子園球場)に出場する鶴岡東高校野球部の壮行会が30日、同校で行われた。部員66人が激励を受け、全員野球での活躍を誓った。

 この日は全校生徒、職員、保護者ら合わせて約700人が参加。初めに齋藤哲校長が「昨年秋に3年生の活躍で見せてくれた全員野球の神髄をまた見せてもらいたい」とあいさつ。生徒会長の小野寺綾音さん(17)=2年=が「鶴岡東に新たな歴史を刻んでくれた。全校一丸となって応援する」、村上良一PTA会長や保護者会・協和会の榎本政規会長もナインの活躍を期待し、激励した。

 昨夏の甲子園でも披露された吹奏楽部とチアダンス部による「応援メドレー」の後、佐藤俊監督が「夏の勢いをうまくつないでくれた3年生のおかげ。先輩たちの悔しさ、苦労、涙を引き継いでその結果、やっと今回のセンバツ出場につながったと思う。チームはまだまだ。本当の強さを身に付けられるような準備をして、頑張ってくる」、鈴木喬主将(17)が「たくさんの支えで出場ができた。全員野球で戦い、一つでも校歌を歌えるよう全力で頑張る。応援をよろしくお願いします」と決意を述べた。

 野球部は2月初旬すぎから週末は関東方面で練習、3月8日に大阪入りする予定。

拍手に送られ、胸を張って壮行会場を後にする鶴岡東ナイン
拍手に送られ、胸を張って壮行会場を後にする鶴岡東ナイン


2020年(令和2年) 2月1日(土)付紙面より

ツイート

追悼のニュージーランド傘福製作 東北公益大学生たち 一流体験研修へ持参

 東北公益文科大(吉村昇学長)の学生たちが2月3日(月)から9日(日)まで6泊7日の日程で、「一流体験合宿型研修プログラム」の一環でニュージーランド(NZ)を訪問し、多文化共生などについて体験的に学んでくる。また、昨年3月に銃乱射事件の現場となったクライストチャーチのモスクも訪れ、学生らが追悼の願いを込めて製作した「ニュージーランド傘福」を寄贈してくる。

 このプログラムは、同大後援会(上野隆一会長)が2012年度から始めた。各界の一線で活躍する人や文化など「一流」に触れる体験を通じ、地方の大学生でも気後れせず、自信を持って活躍するリーダーを育成する狙い。研修先は国内が中心で、海外は17年度の台湾に続き2回目。

 今回の訪問先は、同大にわが国で唯一、公益政策などの先進地として同国について学ぶニュージーランド研究所があり、短期語学留学なども行っている縁で選定。同研究所長の武田真理子教授らの引率の下、2年生8人と1年生2人の計10人の学生が訪れる。

 一行は2月3日に成田からNZオークランドに到着。4日はクライストチャーチに行き、犠牲者約50人が出た銃乱射事件の現場の一つアル・ノールモスクを訪ね、関係者にニュージーランド傘福を贈る。5日は同都市で心の傷を抱えた子どもたちの療養を行っている「子ども村」を訪ね、ボランティア活動。6日は1840年に先住民族マオリと英国政府がワイタンギ条約を結んだことにちなむ行事への参加、7日は酒田市職員らによる市訪問団とも合流し、同国外務省を訪問してニュージーランド傘福の贈呈をする。

 このうちニュージーランド傘福は、同国出身のティモシー・バンティング助教が発案した。庄内で子どもの健やかな成長を願って作られ寺社に奉納されてきた伝統のつるし飾り「傘福」に、同国の国鳥キウイや国花ポフツカワ、国旗、ラグビーボールなど同国を象徴する飾りも加えたもので、銃乱射事件の犠牲者の追悼と両国友好の願いを込め、学生らが製作した。昨夏には酒田市を訪れた同国トライアスロンナショナルチームにも贈られている。今回は高さ約30センチのものを2基持参し、モスクと外務省に贈る。武田教授は「ワイタンギ条約はその解釈をめぐりいまだに議論があるもの。学生にはそうしたことを含め、多文化共生について多面的に学んできてほしい」としている。

持参するニュージーランド傘福。奥は引率する武田教授(左)と武蔵弘幸職員
持参するニュージーランド傘福。奥は引率する武田教授(左)と武蔵弘幸職員



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field