2020年(令和2年) 7月31日(金)付紙面より
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NPO法人鶴岡市芸術文化協会(東山昭子会長)は、市芸文協加盟団体に加え未加盟の市内の芸術文化活動団体・グループにも参加を呼び掛けて連携し、10月25日(日)に荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で、「鶴岡市民芸術フェスタ2020」を開催することを決めた。本年度に予定していた第15回市芸術祭が新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、これに代わる催しとして市民協働の芸術文化交流イベントを企画する。
コロナ禍に伴う芸術祭の中止により、芸術文化活動に取り組む市民の発表の機会が失われることから、「鶴岡の芸術文化活動の根を絶やすことのないように」と、未加盟団体・グループなどにも幅広く参加を呼び掛け、市民に開かれた芸術フェスタを実施する。
テーマは“ポスト・コロナ”も意識し、「伝統を引き継ぎ新しいステージを創(つく)る」とした。
コロナ禍に心折れない強さで立ち向かう元気を呼び込み、芸術文化の力で市民の意欲や活力の向上につなげるのが狙い。舞台を使う団体を主体に市民交流を目的としたステージ発表を繰り広げる計画で、出演団体からは10―20分程度の時間で発表してもらう予定。参加費、入場料ともに無料とする。
主催は市芸文協の理事や市教育委員会などでつくる実行委員会(委員長・梅津芳春市芸文協理事)。8月20日(木)まで参加を募り、出演団体をとりまとめた後、実行委が具体的な実施内容を詰める。市芸文協は「コロナ禍でさまざまな活動が制約を受け、計画していた発表の機会を本年度は取りやめる団体も多い。芸術フェスタの企画、開催を通じて市民とともに鶴岡の芸術文化の根を絶やさず次代に向けてつなぎ、盛り立てたい。高校生など若い世代の参加を期待したい」と話している。
参加申し込みなど問い合わせは、市芸文協内の市民芸術フェスタ2020実行委事務局=電0235(57)2008=へ。
2020年(令和2年) 7月31日(金)付紙面より
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酒田市の浜中小学校(金子尚校長、児童59人)で29日、「メロン給食」が行われ、全校児童が地区の生産者から提供されたメロンを給食のデザートとして味わった。
40年余にわたってメロン栽培に携わっている小林弘子さん(64)ら浜中地区の生産者が「地元特産のメロンをおなかいっぱい食べてほしい」と2007年から隔年で、自分たちで生産したメロンを提供している。今回は大玉のアンデスメロン計50個を提供。給食時に1、2年生は4分の1ずつ、3年生以上は半分ずつ出された。
この日は給食時間に合わせ小林さんら生産農家3人、高橋誠浜中学区コミュニティ振興会長が同校を訪問。金子校長が全校放送で浜中でのメロン栽培の歴史やそのおいしさを紹介、「感謝の気持ちで食べましょう」と呼び掛けた後、児童たちは小林さんらを囲み各クラスで味わった。
早々にご飯やおかずを食べ終えた児童たちは、メロンにかぶりつき、口の周りを汁だらけにして夢中でほおばった。配膳台に置かれた“お代わり”も、あっと言う間にはけていった。4年生の阿部奨吾君(9)は「メロンは大好き。こんなにおいしいものが浜中で採れるのはすごい」と話した。