2020年(令和2年) 8月23日(日)付紙面より
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新型コロナウイルスの感染リスクを負いながらも仕事を続けている医療従事者に対して感謝の気持ちを示そうと、酒田市内3つの少年ボランティアサークルのメンバーらが合同でメッセージボードを作成。各サークルの代表者らが21日、同市の日本海総合病院を訪問し、栗谷義樹理事長に贈呈した。担当する市教育委員会社会教育文化課によると、3サークルが合同で事業を展開するのは今回が初めてという。
東部地区(松山・平田地域)高校生ボランティアサークル「ひかり」の岩谷海尋代表(17)=羽黒高3年=の呼び掛けに、同地区の中学生による「SUN」=東部中3年、冨樫美保代表(15)、市内全域の中高校生有志が所属する「かざみどり」=酒田西高3年、杉山美香代表(17)=が応じ今月2日、総勢35人がメッセージを寄せた。
メンバーが寄せたメッセージは「最前線に立って戦ってくださり、ありがとうございます。何とか終息させようと頑張っている皆さんを見ていると、元気がわいてきます」「自分がいつ感染してもおかしくないこの時期でも尽くしてくださっていることに感謝でいっぱいです」「みなさんも感染しないよう気を付けて元気で、健康にお過ごしください」など、医療従事者の体をいたわるとともに、感謝の気持ちをつづっている。少年ボランティアサークルを担当する同課職員が、これらのメッセージを模造紙に貼り付けてボード化した。
この日は、代表3人と同課職員が病院を訪問。栗谷理事長にメッセージボードを手渡した上で、「勇気を持ってウイルスに立ち向かっている皆さんに感謝」(杉山代表)、「社会に出た時、皆さんのように頑張ることができる大人になりたい」(岩谷代表)、「感謝の念、尊敬の気持ちを抱きながらメッセージを書いた」(冨樫代表)と述べた。
同病院には一時、8人の新型コロナ患者が入院していたが、現在はゼロ。栗谷理事長は「温かい言葉を頂き、みんな元気が出る。山形では深刻な状況ではないが、首都圏ではまだ感染拡大が続いている。力を合わせて制作したボードの寄贈にあらためて感謝」と謝辞を述べた。同病院では1階渡り廊下など目に付きやすい箇所に掲示する予定で、より多くの市民から見てもらう。
2020年(令和2年) 8月23日(日)付紙面より
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鶴岡市の由良海水浴場近くの海岸に21日、イルカの群れが現れた。穏やかな水面に水しぶきが上がり、時折見せるジャンプ姿に住民らの視線が集まった。
目撃した近隣住民によると、同日午前7時ごろ、水面に黒い影のようなものが見えたためよく見たところ、イルカだと分かったという。このほかにも早朝の散歩で見掛けたという人も。水面から見せる背びれの数や近隣住民が撮影した動画から少なくとも5頭以上はいたとみられ、同じ場所を行ったり来たりし、水面からジャンプを見せたりしていた。イルカの種類や目的ははっきりと分かっていない。
由良コミュニティセンターによると、地元漁師の話では以前から日本海沖でイルカの目撃はあったといい、同コミセン職員の佐藤和恵さんは「こんなに近い距離まで来たことは今までない。ついみんなではしゃいでしまった」と話した。同日午前は近くの保育園の園児たちも訪れ、イルカに向かって「がんばれ、がんばれ」と応援していたという。