2021年(令和3年) 4月24日(土)付紙面より
ツイート
果物栽培が盛んな「フルーツの里くしびき」の観光PRに生かそうと、鶴岡市の櫛引観光協会(安野良明会長)は、オリジナルのロゴマークとキャラクターを制作した。顔出しパネルやポストカード、関連グッズなどを製作し活用していく。
同市櫛引地域は約250年前からブドウ栽培を行うなど、サクランボやナシ、リンゴなどの果樹栽培が盛んで、近年は観光果樹園など、地域の観光振興でも重要な役割を担っている。
今回は庄内観光コンベンション協会(事務局・県庄内総合支庁)の支援事業を受け、地域内の西片屋在住で、サクランボ農家でもあるデザイナー・宮城妙さんに制作を依頼した。
ロゴマークは、1本の木にさまざまなフルーツがたわわに実る様子で、多様な果物を栽培している櫛引の魅力を表現した。キャラクターは「みのりん」と「たわわん」のペア。みのりんは果物農家の看板娘で、フルーツパフェとおうちの手伝いが大好きな4歳の女の子、たわわんはモコモコの白毛の犬で、うれしい時は頭の軸(毛?)を揺らす不思議な力を持ち、果物とみのりんのことが大好きという設定。
協会では、キャラクターの顔出しパネルを1基製作し、産直あぐり(西荒屋)に常設するほか、イベント時などは出張する。また、ロゴマークとキャラクターをデザインした缶バッジやポストカードを製作し、さくらんぼまつり(例年6月に開催)などのイベント時に参加者にプレゼントする。そのほか、ネット上などでアイデアを募りながら活用を進め、「フルーツの里くしびき」をPRしていく。
安野会長は「皆さんからいろいろアイデアを頂き、子どもたちの夢をかなえるように活用していきたい」と話した。