2025年4月9日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 1月21日(木)付紙面より

ツイート

3月接種開始に向け 県ワクチン総合本部を設置

 2月下旬をめどに、新型コロナウイルスのワクチン接種を開始する方針を政府が打ち出したことに関連し県は19日、県新型コロナワクチン接種総合本部を設置した。県は今後、迅速かつ適切にワクチン接種を行うため執行計画の作成や接種医療機関の確保を進める。 同日県庁で開かれた県新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部の第20回本部員会議で接種総合本部の設置を決定した。ワクチン接種は予防接種法に基づき、厚生労働大臣の指示の下で都道府県の協力により市町村が実施する。県は接種施設(医療機関)の確保や、接種対象者の特定・予定者数の把握などを行いながら執行計画を作成するとともに、医師会や医療機関、市町村と連携して接種体制を整備する。

 具体的なスケジュールは、来月中旬まで執行計画を作成し国へ報告。接種医療機関の確保は今月下旬から進める。医療従事者(保健所職員や救急隊員などを含む)約3万人の優先接種(3月上旬)に向けて関係機関と調整を進めるとともに、地域卸販売者の決定などワクチン流通の調整も行う。

 3月下旬には高齢者(65歳以上)の接種開始を目指している。以降の優先順位は基礎疾患を持つ人(高齢者以外)、高齢者施設等の従事者、その他の県民の順番となっているが、基礎疾患を持つ人以降の具体的なスケジュールは未定。県健康福祉部によると県内の高齢者は約35万人で、政府が調整を進めている接種対象の16歳以上は県内で約94万人に上るという。

 3月下旬以降で市町村が行う業務は▽医療機関との委託契約(1月中旬以降)や接種費用の支払い▽住民への接種勧奨、予診票などの個別通知▽接種手続きに関する一般的相談対応▽健康被害救済の申請受け付け・給付―など。

 県は接種総合本部に加え、健康福祉部やみらい企画創造部などによる実施本部(本部長・玉木康雄健康福祉部長)を設置し、執行計画の作成や流通調整、相談体制の確保などワクチンに関する総合的な取り組みを担当する課を新設するため調整している。また、各総合支庁長などを支部長とする地域支部も設置する。

 県健康福祉部は「接種対象人数が多くなると予想しており、相当なビッグプロジェクトになる。ワクチンの種類によってはマイナス70度の冷凍庫で保管する必要があり、解凍後は5日以内に接種しなければならないため、保管拠点の医療機関を定めることになる」と話した。


2021年(令和3年) 1月21日(木)付紙面より

ツイート

酒田“2頭の仔獅子”にマスク装着 コロナ感染予防呼び掛け

 新型コロナウイルスの収束が見えない中、酒田市の大通り公園に設置されている、酒田のシンボル・仔獅子の「みなとくん」「まいちゃん」がマスク姿になり、道行く人たちに感染予防を呼び掛けている。

 1976年に発生した酒田大火からの復興を記念し79年、「大獅子」(縦、横、高さ各約2メートル)を雌雄2対、98、99年に「仔獅子」(同約1・3メートル)も雌雄2対それぞれ市が製作。2015年には赤ちゃん獅子8体が加わった。

 マスク装着は、同市の大通り商店街振興組合(齋藤仁志理事長、27店)が、予防意識を広く啓発するとともに、魅力あふれる商店街づくりの一環として、畳工事・畳小物製造販売「阿部彌太郎商店」(一番町、阿部彌太郎社長)の協力で企画。大獅子をデザインした畳のへりで製作したマスクは縦約70センチ、横約260センチの大きさ。ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン混合のため雪、雨に強い。同社の阿部せんさんによると、製作に1週間から10日ほどかかったという。

 20日午前に阿部さんらがマスクを装着。齋藤理事長は「これからも獅子を活用し、魅力あふれる商店街にしたい」と話した。

マスクを装着してもらう仔獅子の「みなとくん」(左)と「まいちゃん」
マスクを装着してもらう仔獅子の「みなとくん」(左)と「まいちゃん」



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field