2021年(令和3年) 10月2日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡市は30日、国際交流員として活躍したチン・イージアさん(26)=シンガポール出身=を初の国際交流大使に委嘱した。9日に帰国するチンさんは「シンガポールに戻っても鶴岡の魅力をSNSで発信していきたい」と抱負を語った。
チンさんは2019年から2年間、鶴岡市国際交流員を務めた。英語版のホームページを作ったり、各種行政情報の通訳を担った。「外国人から見た鶴岡の食文化」と題して各学校やコミセンで講演も行った。
国際交流大使は、鶴岡の魅力を国内外に広く伝え、国際的なイメージの向上につなげる。チンさんの2年間の業績を評価し、鶴岡市で第1号の国際交流大使に委嘱することにした。
この日、市役所で行われた交付式で委嘱を受けたチンさんは「特にサクランボが大好き。6月になると毎週のように櫛引の農園に出掛けてもぎ取りを楽しんでいた。お世話になった人たちと離れ離れになるのはつらいがこれからも鶴岡の良さを伝えていきたい」と話した。
国際交流大使の任期は2年間。チンさんの後任の国際交流員には米国女性のアレクシス・クランプさんが就く。