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2021年(令和3年) 10月5日(火)付紙面より

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(鶴岡市長選 告示)現職と新人一騎打ち 継続か転換か、ともに「市民党」打ち出す

 任期満了に伴う鶴岡市長選と市議選が3日告示された。市長選には、いずれも無所属で、新人で前県議の佐藤聡氏(53)=茨新田=と、現職で2期目を目指す皆川治氏(47)=森片=の2人が立候補を届け出、現職と新人の一騎打ちによる選挙戦となった。一方、定数28の市議選には31人が立候補した。ともに10日に投開票される。

 市長選の立候補届け出の受け付けは3日午前8時半から市役所で行われ、佐藤、皆川両候補の順で届け出を済ませ、それぞれ出陣式を開いて第一声を上げた。

 今回の市長選をめぐっては、1期4年の実績を踏まえ「対話と協働による市政」の継続を訴え、前回同様に草の根の選挙戦を展開する皆川氏に対し、現市政にはビジョンがなく、市長と市職員の間に信頼関係がないなどとして佐藤氏が市政の転換を主張して出馬を表明。ともに政党から公認や推薦は受けずに「市民党」を打ち出した。

 同市の2日現在の有権者数は10万5329人(男5万12人、女5万5317人)。

2候補 第一声

佐藤 聡候補
 午前8時から下川の善寳寺で必勝祈願の後、同9時から錦町のエスモール前で支持者約400人(陣営発表)を前に第一声。「鶴岡ではこの4年間、新しいものは何も生まれていない。市の貯金は減り、昨年のふるさと納税額は県内13市で11番目。全国812市中の住みやすさランキングも落ち続けている」と現市政を批判。そして、コロナワクチン接種の迅速化や企業誘致戦略会議の設置、遊戯施設と一体的な子ども図書館設置などの政策を示し、「今までの停滞の4年間でいいのか、新たな躍進の4年間を選ぶのか。停滞から前進、発展につなぐため、力を貸して」と市政刷新を呼び掛けた。加藤鮎子衆院議員、志田英紀県議、鶴岡地区医師連盟の福原晶子会長の3人が応援演説したほか、県内各地の自民党県議11人や地元経済団体代表らが来援、舟山康江、芳賀道也両参院議員らが祝電を寄せた。

皆川 治候補
 午前7時から伊勢原町の選挙事務所で必勝祈願と出陣式を行い、同9時から荘銀タクト鶴岡前で支持者約350人(陣営発表)を前に第一声。「市長就任当初から大きな課題が山積していた。市民の命と暮らしを守り、産業を振興させることに、先頭に立って取り組んできた。市政は着実に前に進んでいる。若者や子育て世代に選ばれるまちづくりを前進させた」と1期4年間の実績を強調。新たな産業用地の開発、鶴岡地域と旧町村地域が共に発展していけるまちづくりの推進などの政策を示し、「誰ひとり取り残さない多様性のある市政を進めていく。実績と政策を堂々と訴え、2期目に対話の市政をさらに前へ進めていく」と訴えた。関徹、今野美奈子両県議、元県議会議長の松浦安雄後援会最高顧問らが応援演説したほか、出陣式には吉村美栄子知事、舟山康江参院議員らが祝電を寄せた。

左=皆川 治候補、右=佐藤 聡候補
左=皆川 治候補、右=佐藤 聡候補



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