2022年(令和4年) 1月18日(火)付紙面より
ツイート
全国規模のコンクール「お弁当・お惣菜大賞2022」の弁当部門で山形優味(鶴岡市錦町、丸山環代表)の「山形まるごと弁当」が全国1位の最優秀賞に輝いた。すべて山形県産の食材を使い、おいしさや彩りなどトータルで審査員の高い評価を受けた。丸山代表は「今後もお弁当を通して山形の食の魅力を全国に伝えていきたい」と話している。
大賞は「デリカテッセン・トレンドショー」が主催、キユーピーや日清オイリオ、ヤマサなど大手食品メーカーの協賛を得て毎年行っている。専門店のほかスーパーやコンビニなどで販売している弁当・総菜・サラダなどを全国から募り優れた商品を表彰。これまで「なだ万厨房」や「日本橋弁松総本店」などの有名店が最優秀賞を受けている。今回は全国から合計4万1923点の応募があった。
弁当部門(応募点数約5300点)で最優秀賞となった「山形まるごと弁当」は、企画・監修を管理栄養士の高橋知邑(ちさと)さん、調理と盛り付けを丸山代表が担当。食材はご飯につや姫、炊き込みご飯に雪若丸、みそ漬けのマス、ハンバーグ、だし巻き卵、フルーツなどすべて県産を使用した。化学調味料は使わず、日本料理の基本となる素材そのものの味を生かした。
鶴岡料理「すず音」(鶴岡市錦町)と酒田料理「銀のすず」(酒田市こがね町二丁目)を運営する丸山代表は「山形の食材をアピールしようとエントリーしてみた。『山形を元気に』を弁当のコンセプトに、庄内、置賜、最上、村山の特産物を盛り込んだ。最優秀賞に選ばれてうれしい」と語った。来月中旬に東京・幕張メッセで表彰式が行われる。
「山形まるごと弁当」は今月20日から「すず音」=電0235(22)3231=と「銀のすず」=電0234(28)8797=で販売(2日前の予約制)する予定。価格は2500円(税込み)。それぞれ店頭で引き渡す。