2025年3月15日 土曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2022年(令和4年) 6月7日(火)付紙面より

ツイート

大山犬祭り3年ぶりにからぐり登場

大山公園で代替イベント
祭り客でにぎわう

 庄内三大祭りの最後を締めくくる「大山犬祭り」の代替イベント「大山公園犬祭り」が5日、鶴岡市の大山公園駐車場で行われた。3年ぶりに高さ約5メートル、重さ約4トンの山車「からぐり」が登場し、祭り客でにぎわった。

 「大山犬祭り」は馬町に鎮座する椙尾神社(宮野直生宮司)の例祭。その昔、村人を苦しめていたムジナを「メッケ犬」が退治した伝説に由来する。「犬」を主役にした祭りは全国的に珍しく、例年6月5日に大山地区で繰り広げられている。新型コロナウイルスの感染防止対策のため、2020年と21年は神事のみを行いメインの行列は見合わせていた。

 この日の代替イベントでは公園駐車場に大小3台の「からぐり」を展示。地区に伝わる伝統芸能「大山いざやまき」や地元の保育園児がミニ奴振りを披露し、集まった祭り客を楽しませた。

 開会セレモニーでは鶴岡東ロータリークラブの大瀧裕二会長が、大山からぐり保存会の佐藤均会長に、メンバーが祭りで着る新しい半纏(はんてん)20着を寄贈した。

 大山犬祭り実行委員会の櫻井修治代表は「久しぶりにからぐりをお披露目できて良かったと思う。来年はいつも通りの行列に戻せることを願いたい」と話していた。

「頭人」「仮女房」
椙尾神社へ宮入り

 この日、椙尾神社で行われた神事では、3つの頭屋(神宿)の若主人役の「頭人(とねり)」と奥方役の「仮女房」ら関係者が宮入りし神前で玉串をささげた。

 今年の頭屋は「上頭」が粕塚・二才山(菅原良喜粕塚町内会長)、「大山頭」が安良町・新町(鈴木博道安良町町内会長)、「下頭」が馬町(阿部哲郎馬町中町内会長)。神事に参列した3頭屋の頭人は、上頭が上田悠空(ゆうあ)さん(鶴五中2年)、大山頭が渡邉遥陽(はるひ)さん(大山小3年)、下頭が齋藤東さん(同2年)で、仮女房は上頭が斎藤優心(ゆな)さん(同5年)、大山頭が林素子さん(鶴五中2年)、下頭が水口友妃さん(大山小5年)がそれぞれ務めた。

3年ぶりに登場した「からぐり」。保存会のメンバーが「尾浦の館」から駐車場まで引いた
3年ぶりに登場した「からぐり」。保存会のメンバーが「尾浦の館」から駐車場まで引いた

玉串をささげ拝礼する3頭屋の仮女房。手前から林さん、水口さん、斎藤さん
玉串をささげ拝礼する3頭屋の仮女房。手前から林さん、水口さん、斎藤さん



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field