2022年(令和4年) 6月8日(水)付紙面より
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稚児行列「めっこいの?」
鈴鳴らし化粧でおめかし
鶴岡市の常念寺保育園(田中英嗣園長、園児137人)で4日、「花まつり」が行われ、きらびやかな衣装を身にまとった園児たちが稚児行列を繰り広げた。
花まつりは、お釈迦(しゃか)さまの誕生を祝って甘茶や花をささげる仏教行事で、本来は4月8日に行われる。同園では4月の入園時期を避け、創立記念日の6月8日に合わせて毎年6月に行っており、1952(昭和27)年の開園以来続く伝統行事。
稚児行列には華やかな衣装や化粧でおめかしした年長児28人が参加し、同園を出発。鈴を鳴らして色紙をまき、白象の山車を引きながら隣接する常念寺(渡邊成就住職)本堂までの約150メートルの道をゆっくりと歩いた。
沿道には大勢の保護者や近くの住民が訪れ、かわいらしい行列を見守った。沿道からは「かわいいね」「めっこいのー」といった声が上がり、保護者たちはわが子の晴れ姿を写真や動画に収めていた。
花まつりには年中、年少児も「お兄ちゃん、お姉ちゃん」を応援しようと親子で訪れた。本堂で行われた儀式で年長児たちは、お釈迦さまの小さな像に献花・献甘茶を行い、「こどものはなまつり」の歌をささげ、誕生を祝った。