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2022年(令和4年) 7月19日(火)付紙面より

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五重塔幻想的にライトアップ始まる

 鶴岡市の羽黒山中にある国宝・羽黒山五重塔のライトアップが16日、始まった。初日は、ちょうちんを手にした大勢の参拝者が随神門から参道を通って足を運び、暗闇に浮かぶ国宝の幻想的な雰囲気を楽しんでいた。土日祝日を中心に10月中旬まで行われ、9月には初の企画として、プロジェクションマッピングが実施される。

 来年から3年間は屋根のふき替え工事が予定され、ライトアップは今年でいったん見納めの可能性がある。3連休を利用して横浜市から親子で訪れた野尻和佳さん(28)は「見納めかもしれないと聞き、初日に来られて幸運。日中とは全く違う雰囲気で、伝統的な木組みもはっきり見え、とてもきれい。感動した」と話していた。

 地元関係者による実行委員会(委員長・丸山典由喜羽黒町観光協会長)が主催。10月16日までの土日祝日と8月11―15日に点灯する。時間は8月までは午後6時半―同9時、9、10月は午後6時―同8時半。期間によって夜間参拝限定の御朱印・特別御朱印を頒布する。高校生以上の夜間参拝者には1人500円からの協力金を呼び掛けている。

 初企画となるプロジェクションマッピングは9月17―19の3日間、祓川に架かる御神橋そばの須賀の滝で予定。御神橋から五重塔までの参道を7色で照らす「レインボーロード」を9月23日から最終日まで実施する。問い合わせは、実行委事務局の羽黒町観光協会=電0235(62)4727=へ。

国宝・羽黒山五重塔のライトアップが始まり、各地から多くの参拝者が訪れている=16日
国宝・羽黒山五重塔のライトアップが始まり、各地から多くの参拝者が訪れている=16日



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