2022年(令和4年) 7月29日(金)付紙面より
ツイート
厚生労働省制定「現代の名工」で「食の都庄内」親善大使の一人、日本料理人の土岐正富さん(70)と庄内町新産業創造館クラッセの工房でお菓子作りに取り組む有志メンバーらが町内の小学校に手作りお菓子をプレゼントしている。27日には余目第二小学校(後藤克人校長、児童201人)に寄贈した。
地元の子どもたちにおいしいお菓子を食べて元気になってもらおうと企画。お菓子はクッキー生地にキャラメルコーティングしたナッツ類を載せた一口大のフランスの焼き菓子「フロランタン」。同施設の工房を使い、土岐さんや菓子工房「MOMOTATU」(佐藤邦子代表)メンバーら6人が手作りしたもの。20個を仕上げるのに約3時間かかるといい、数日かけて1校分を作り、その都度贈っている。
この日は土岐さんと佐藤さんが同校を訪問。後藤校長に全校児童と教職員分計約260個を手渡した。土岐さんは「コロナ禍で子どもたちが大変な時なので何か元気になれるようなことをしたかった。庄内町にはお菓子屋さんがあまりないので、手間はかかるが自分たちができるものを贈ることにした。私たちは子どもたちの元気なあいさつで勇気をもらっている。子どもたちもお菓子を食べることで笑顔になってくれれば」と話していた。後藤校長は「子どもたちはお菓子が大好きなのですてきなものを頂いた」とお礼を述べた。同校では同日の終業式の後に子どもたちにお菓子を手渡した。
お菓子の寄贈は町内5小学校で行われ、今月25日には立川小に贈られた。来月23日に余目四小、同24日に余目三小、同25日に余目一小に寄贈する予定。