2025年2月24日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2022年(令和4年) 8月31日(水)付紙面より

ツイート

ひと 常に攻めの気持ちで頑張ります 親子2代で剣道日本一を決める全国大会へ

齋藤 眞紀子(まきこ)さん

 「3歳か、4歳ごろからでしょうか」―。剣道一家に育ち、物心が付く頃から竹刀を握っていた。余目中時代は父の指導のもとで全中大会出場の経験を持つ。日本体育大学卒業後、常勤講師として鶴岡工業を経て今年4月、庄内農業高へ。女子剣道部の監督を務める。

 今年6月、上山市で行われた全日本女子剣道選手権大会(日本剣道連盟主催)の県予選で延長戦を制して優勝した。「女剣士」の日本一を決める全国大会へ山形代表として出場する。

 8年前に50歳の若さで亡くなった父・齋藤道丸さんは前マルミチの社長(現社長は母の真子さん)。三姉妹の二女として生まれた。

 道丸さんは、余目中剣道部の指導者を務めていたが「とても厳しかったです。技術的なことよりもまず、あいさつと礼儀をきちんとしなければダメ。道場では鬼のようでしたが、家に戻れば神様でした」と笑う。

 道丸さんは1992年に全日本剣道選手権大会(男子)に出場。親子2代にわたってひのき舞台に立つ。

 「父は平成4年、私は令和4年の『4』つながりで全国大会に出ることになります。県予選で優勝を決めた6月19日は『父の日』。どこか父親から背中を押されているような気がして―」。県予選で優勝した当日、花を持って道丸さんの墓前に報告した。妹の真椰さん(東京農大3年)も各剣道大会で優勝している実力者。全国大会には真椰さんが付き添い最終調整の練習相手になる。

 本番まであとわずか。「全国の強者ばかりですが、今はワクワクした気持ち。常に攻める気持ちを持ち続け、悔いのない試合をしたい。頑張ります」。9月4日、奈良県橿原(かしはら)市のジェイテクトアリーナ奈良。初戦で眞紀子さんは、インターハイ優勝の経験を持つ筑波大生と対戦する。

 父と同じ中段の構え。得意の「面」に磨きをかける。昨年は経験したことがないスランプに陥ったが、復活。4月に行われた全国教職員大会の山形県予選でも優勝を果たした。「剣道はメンタル。そして心技体が大切なことをあらためて感じました」。学校では保健体育を受け持つ。庄内町西袋。25歳。

齋藤 眞紀子さん
齋藤 眞紀子さん



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field