2022年(令和4年) 9月9日(金)付紙面より
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加藤明子(かとうあきこ)さん
NPO法人「酒田港女みなと会議」の理事長として「発見!酒田みなとの探検隊」「みなとオアシスまつり」といった酒田港を広く発信するイベントを企画・運営、にぎわい創出や港湾振興に多大な貢献をしたとして今年8月、国土交通省の外郭団体・ウォーターフロント協会(東京)が制定する「みなとまちづくりマイスター」に認定された。
みなとまちづくりマイスターは、みなとまちづくりを通じた地域のにぎわい創出や活性化で中心的な役割を担った人を認定、みなとまちづくりへの助言などを行ってもらうもの。任期は5年。認定と同時に同省港湾局長賞が授与される。
海、酒田港との出合いは20年ほど前、同市の大浜海岸で開催されたイベントの司会を担当したのがきっかけ。その後、酒田港長期構想検討委員会ワーキンググループの一員となり、2006年の「酒田港長期構想―21世紀の北前船構想」策定に尽力。08年に女みなと会議に入会し翌年から事務局長、19年からは理事長を務めている。
マイスター認定について「『SAKATANTO』のオープン、基地港湾指定に向けたさまざまな動きなど酒田港が新たな時代を迎える時に認定してもらい、大変光栄。責任も感じている」と。今後に向けては「北前船の時代から酒田の繁栄は港とともにあった。『港の元気は巷の元気』。持続可能な『みなとまちづくり』を進めていきたい」と抱負を語る。
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司会・イベント企画など手掛けるチアーズ(同市御成町)の代表取締役社長。「趣味は」の問いに対し、ちょっと考えて「好きなことを仕事にしているもので…。うーん、スキーやスキューバダイビングをやってみたいと思っている」と。3歳―小4の孫が7人。庄内町連枝。59歳。