2022年(令和4年) 11月15日(火)付紙面より
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鶴岡市のエスモール1階ヒカリの広場で12日、クリスマスツリー点灯式が行われた。エスモール誕生20周年を記念した東北芸術工科大の学生による広場の天井を覆うオブジェの展示との共演で、これから始まるクリスマスシーズンの華やかさを演出している。
ヒカリの広場の時計台に取り付けられたツリーは、高さ約4メートル。今年も同市のマリア幼稚園(渡會ちづ子園長)の年長組28人が参加し、大勢の保護者や買い物客が点灯式を見守った。園児たちのカウントダウンで点灯されると、周囲と合わせ約2000球の黄金色のLEDがきらめき、大きな歓声が上がった。
園児たちは楽器やハンドベル演奏、ダンスで「ジングルベル」「サンタが街にやってくる」「ウインターワンダーランド」など5曲を披露。サプライズで登場したサンタクロースから一足早いクリスマスプレゼントをもらい、笑顔いっぱいで記念撮影していた。
広場のオブジェは芸工大美術科テキスタイルコースの学生9人が創作。エスモールの種が20年で花を咲かせ、樹木に育ち、実を結んだというコンセプトで「20周年を祝う実りの木」をテーマに、天井を覆った植物から色とりどりの丸い果実がなっているオブジェを制作した。点灯式に参加した3年の山口愛莉さん(21)は「大勢の人から見てもらえて子どもたちからも喜んでもらい、作って良かったと実感できた」と話した。ツリーは12月25日まで毎日点灯され、オブジェは年内いっぱい展示される。