2025年2月24日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2022年(令和4年) 11月23日(水)付紙面より

ツイート

高山樗牛奨励賞たたえる 児童生徒3人受賞

 第65回高山樗牛賞授賞式が21日、鶴岡市のグランドエル・サンで行われた。本年度の樗牛賞は該当者がなく、小中高校生を対象とした奨励賞を受賞した3人へ表彰状などが贈られた。

 高山樗牛賞は、庄内が生んだ明治の文豪・高山樗牛(1871―1902年)の偉業を顕彰するとともに、地方文化の向上などを目的に鶴岡市教育委員会が1958年に制定した。樗牛賞の該当者なしは4年ぶり9回目。児童生徒対象の同奨励賞は2003年に設置され、今回は小中学生の部で亀ケ崎小6年の齋藤里恋(りこ)さん(12)と朝暘二小6年の齋藤文音(あやね)さん(12)、高校生の部は酒田東高3年の若生真衣(まい)さん(17)がそれぞれ受賞した。

 授賞式には受賞者と学校関係者、選考委員、来賓など約30人が出席。布川敦教育長が受賞者に表彰状とメダル、受賞者が在学する各校へ記念の盾をそれぞれ手渡した。式後、受賞者がそれぞれ自分の作品を紹介するとともに「栄誉ある賞に自分が選ばれると思わなかった。今後も文芸活動を続けていきたい」などとスピーチした。

 齋藤里恋さんは童話「鬼ガラス」を創作。主人公のカラスが友情や人と交わることの大切さを知り、成長していく姿を描いた。昨年のENEOS童話賞小学生以下の部で優秀賞を受賞しており、豊かな表現力と構成力が高く評価された。

 齋藤文音さんはコロナ禍を機に新聞を読むようになった。受賞作の新聞感想文「新聞と私の対話『日々是文音』」は数社の記事の比較や感想、要約など多様な読み方をし、物事を広く捉え表現力を高めようという姿勢がうかがえる。

 若生さんは文芸部に所属し、詩や小説などの創作に取り組んできた。受賞作の詩「空を見上げて」は学校を出てすぐの空と、自宅に着く頃の変化を詠んだ。日々の考えや思いが繊細な言葉で表現され、豊かな感性と表現力が評価された。

高山樗牛奨励賞を受賞した小学生や高校生が表彰状を受け取った
高山樗牛奨励賞を受賞した小学生や高校生が表彰状を受け取った



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field