2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 1月27日(金)付紙面より

ツイート

ひと 町民の目線に立った政策を 三川町長に無投票当選

阿部誠(あべせい)さん

 「無投票だからこそ、しっかりとした町政運営を行う。多選に対する批判もあると思うが『もっと頑張れ』という町民の声だと受け止めている」―。24日に公示された任期満了に伴う三川町長選で無投票当選を果たした。

 町議会議員を経て2003年の町長選に立候補し初当選した。06年の市町村合併の是非では民意を受けて自立の道を選択。出直し町長選を制した。選挙戦、無投票を合わせて当選は7回目。通算して21年目の船出となった。

 「町民の目線に立った政策を進める。これは町長になってから私が貫き通している信念。変わることはない」。押切新田の選挙事務所で支持者を前に誓った。

 新型コロナウイルスの影響を受けた事業所や店舗への支援策、気候変動に対応した災害に強い町づくり、若者の定着、子育て支援、農業振興に企業誘致…。進めなければならない課題は多い。

 その中でも最重要課題の一つといえるのが人口減少にどう立ち向かうのか。少子高齢化が顕著となり、若い夫婦が安心して子どもを育てる環境づくりが求められている。

 町長に就任して以降、幼稚園の基本保育料(1カ月5000円・年間6万円)を無料にしたほか中学校を卒業するまで医療費の完全無料化を実施。子育てしやすい環境を整えてきた。

 「役場近くの桜木地区に宅地を造成する。広さは約1・4ヘクタール。37区画を分譲し、定住化を図りたい。ハードとソフトの両面を充実させ、若い世代が『三川に住みたい』と思えるようにすることが必要」と話す。

 町民の雇用を含めた産業振興にも力を入れる。三川バイパスの近くに整備した「みかわ産業団地」には薬品、自動車、金属加工、農業関係などの企業を誘致した。産業団地をさらに7・4ヘクタール拡張する計画を立てる。

 選挙事務所では中学生の孫から当選祝いの花束が贈られ、笑みがこぼれた。「気力と体力が続く限り精いっぱい町づくりに取り組む。これからもご指導とご鞭撻(べんたつ)をよろしくお願いしたい」―。集まった支持者から信頼と期待が込められた拍手が上がった。

   ◇   ◇

 好きな言葉は「誠心誠意」。趣味はゴルフ。公務で時間が取れないことが多いが「私も古希。体力づくりを兼ねて行けるときは行きたいですね」。妻と2人暮らし。三川町押切新田。70歳。

阿部誠さん
阿部誠さん



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field