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2023年(令和5年) 2月26日(日)付紙面より

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つるおか三寺社祈りプロジェクト 参拝者の浄財を支援に役立てて

西目土砂災害復旧に鶴岡市へ贈る

 鶴岡市の出羽三山神社と善寳寺、荘内神社が連携してつくる「つるおか三寺社祈りプロジェクト」は24日、同市西目で昨年12月末に発生した土砂災害に対する支援金を鶴岡市へ贈った。同日、市役所で贈呈式が行われ、3寺社の関係者が「全国から訪れた参拝者の心のこもった浄財を、災害復旧や被災者支援に役立てて」と思いを語った。

 同プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年、祈りの心と癒やしを発信しようと3寺社合同で立ち上げた。同年に共通の御朱印1500枚を作り、行動制限で参拝できない全国の信者に郵送した。21年は出羽三山の「丑歳(うしどし)御縁年」に合わせた御朱印、22年はアロマの爽やかな香りで五感に訴える御朱印を頒布するなど、3寺社合同の活動を展開している。

 今回鶴岡市へ贈った寄付金20万円は、アロマ御朱印の収益金の一部を充てた。贈呈式には出羽三山神社の宮野直生宮司、善寳寺の水口道雄住職、荘内神社の石原純一宮司など計6人が出席。3寺社を代表し宮野宮司が皆川治市長に寄付金を手渡した。

 その後、宮野宮司が「参拝者の心のこもった浄財を支援に活用してほしい」、水口住職が「毎朝、災害からの早期復興を祈っている」、石原宮司が「3寺社が心を一つにして被災者を応援したい」とそれぞれあいさつ。皆川市長は「支援は本当にありがたい。週明けには県と市合同の対策会議を予定している。緊急対策工事の前に復興の全体像を確認したい」と謝辞を述べた。

「つるおか三寺社祈りプロジェクト」が鶴岡市に災害支援金を寄付。左から善寳寺の水口住職、出羽三山神社の宮野宮司、皆川市長、荘内神社の石原宮司
「つるおか三寺社祈りプロジェクト」が鶴岡市に災害支援金を寄付。左から善寳寺の水口住職、出羽三山神社の宮野宮司、皆川市長、荘内神社の石原宮司



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