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2023年(令和5年) 3月24日(金)付紙面より

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旧鶴岡病院跡地への人工芝サッカー場整備事業 解体費を市と県が折半で可決

 鶴岡市が旧県立鶴岡病院の解体費約13億円を県と半分ずつ負担し、跡地に人工芝サッカー場を整備する事業について、市議会予算特別委員会は22日、関連予算が盛り込まれた2023年度一般会計予算案を賛成多数(賛成15人、反対10人)で可決した。予算案は23日の本会議でも賛成多数で可決された。

 県有遊休施設の解体費を市が負担する枠組みを巡っては、市議会3月定例会の審議で、「県の責任で行うべき」と反対する意見があり、予算特別委総務分科会では一般会計予算案を否決していた。この日の予算特別委でも、2議員が関連予算を削除するなどの一般会計予算の修正案を提出。質疑、討論に続き採決され、賛成少数(賛成10人、反対15人)で否決された。

 旧鶴岡病院は、15年3月に県立こころの医療センターが同市北茅原町に開院したのに伴い閉院。市は地元の要望を踏まえ、施設の早期の解体を県に求めてきた。本年度に入って、県が土地建物を市に無償譲渡した上で、双方が費用を折半する形で解体する枠組みに合意。人工芝サッカー場整備の跡地利用とセットにすることで、実質負担が3割となる過疎債を財源に充当できるという。市の計画では施設解体を23―26年度、人工芝サッカー場整備は26―27年度に予定。メインコート1面、サブコート、管理棟などを設ける。



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