2023年(令和5年) 4月19日(水)付紙面より
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三川町を流れる赤川で17日、増水した時だけに織りなす川面と雑木林の「自然美」が見られた。北海道美瑛町にある人気スポット「白金青い池」とまではいかないが、水面から木がのぞく神秘的な姿を現した。
場所は県庄内総合支庁の前の赤川。国土交通省酒田河川国道事務所赤川出張所によると、前日に降り続いた雨で、この時期1・5メートルの水位が17日午前11時から正午にかけて最大2・6メートルまで上昇した。川岸にある木の根元が川水で隠されたようになり、増水した時だけに見られる光景が広がった。小魚が捕れるのか水面をついばむシロサギの姿もあった。
赤川出張所によると、この場所は河道整備の際、野鳥に配慮し雑木林をすべて伐採せずに数本残すようにした。そうした整備方法も今回の光景を生み出した。ちなみに赤川の水位が3・5メートルになると水防団が警戒態勢に備えるという。