2023年(令和5年) 5月10日(水)付紙面より
ツイート
庄内平野で田植えが本格化している。好天に恵まれた9日、遊佐町菅里の農業、碇谷肇さん(75)は、所有する同町北目の田んぼで作業。きれいな青空をバックに残雪が白く輝く鳥海山が見守る中、手伝いをお願いした仲間が田植え機を運転し、15センチほどに育った「ひとめぼれ」の苗を植え付けた。
碇谷さんは約8・5ヘクタールの田んぼで、ひとめぼれ、つや姫、新品種の山形95号などを栽培している。今季は天候が良く苗の成長が幾分早まったが、昨年と同じで例年並みのこの日に田植えをスタートさせた。1週間ほどで終える予定という。周辺の田んぼでも田植え機が稼働し、苗を満載した軽トラックがあぜ道を盛んに行き交っている。
碇谷さんは「天気予報はしばらく良さそうだ。稲が順調に育つか大事な時期なので、好天が続くよう期待している」と話していた。