2023年(令和5年) 5月11日(木)付紙面より
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庄内のすてきな景色に出会ってみませんか―。鶴岡市の鶴岡二中(和田恭司校長、生徒416人)の視聴覚室で、生徒と保護者に向けた庄内の名所情報発信展が開かれている。庄内一円の写真“映え”するスポットを季節別に写真とコメントを入れ紹介している。
庄内の良さや美しさを子どもたちに知ってもらおうと、アマチュアカメラマンでもある石崎幸宏元校長と和田現校長が企画した。
展示したのは石崎元校長がこの5、6年間で撮影した写真合わせて178点。このうち鳥海山をバックに満開の桜と庄内町小出新田の小出沼を紹介した「春の響奏」や、美しい紅葉が彩る鶴岡市田麦俣の七ツ滝を捉えた「紅葉の隙間から」などA3やA4サイズの作品33点にはコメントで▽見どころ▽場所や行き方▽駐車場の位置▽ほかの季節の情景▽周辺施設の情報―などを詳細に説明。このほか撮影場所をシールで示した庄内観光地域マップも展示している。
初日の9日は多くの生徒が昼休みに視聴覚室を訪れ、「きれい」「行ってみたい」と目を輝かせていた。
作品の中で遊佐町高瀬地区の菜の花畑が一番気に入ったという3年生の庄司紅心(れの)さん(14)は「受験のことで悩みもあるが、菜の花畑などのきれいな写真を見たら心が癒やされた気がする。もし行ける機会があったら自分も写真を撮りたい」と話した。
石崎元校長は「行きたい場所を親子で一緒に見つけ、実際に足を運んで感動を共有してほしい。その景色をスマートフォンなどで撮り、皆さん自身もフォトジェニックな出会いの発信者となってもらえれば」と語った。
展示は12日(金)までで生徒のみ鑑賞可能。授業参観が行われる最終日は保護者にも開放される。