2023年(令和5年) 5月14日(日)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡高等養護学校(矢野裕之校長、生徒45人)は12日、生徒が製作した天神祭の記念品木札900枚を同祭実行委員会(上野雅史委員長)に納めた。木札は化けものとして参加する人に贈られる。
木札の大きさは縦9センチ、横5センチ。温海町森林組合に提供してもらったスギの間伐材を使った。昨年夏ごろから切り出しや面取り、穴開けなどの作業を進め、焼き印を押して仕上げた。
この日、生徒会長の高橋幸斗さん(17)らが市役所を訪れ、天神祭実行委に木札を届けた。高橋さんは「参加する人に喜んでもらいたいという思いで作った。天神祭を思いっ切り楽しんでほしい」と笑顔を見せた。
天神祭実行委の観世安司事務局長は「地元の高校生に毎年作っていただきとてもうれしい。これからも協力をお願いしたい」と話していた。
木札は職業訓練の一環で同校が約10年前から製作を引き受けている。今年の焼き印の文字は「活力とは知力・気力・体力」。前実行委員長の加藤捷男さんが揮毫(きごう)した。