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2023年(令和5年) 5月16日(火)付紙面より

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鶴岡市民の“孟宗愛”に触れ 美食巡り ツアー満喫

 JR東日本の旅行商品・大人の休日倶楽部の「鶴岡ふうどガイドと巡る『庄内美食巡りの旅』」が12、13の両日、鶴岡市朝日地域などで行われ、首都圏から来鶴した旅行者が孟宗掘りなどを満喫した。

 地域の観光戦略に取り組むDEGAM鶴岡ツーリズムビューロー(鶴岡市末広町)がJR東日本と連携し、ツアーの企画や現地での案内に協力した。鶴岡を代表する食材や食文化を首都圏の人たちから体験してもらい、ユネスコ食文化創造都市・鶴岡の魅力発信と観光振興を図るもの。

 ツアーには50?80代の男女17人が参加。初日の12日はイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」(鶴岡市遠賀原)で孟宗料理を含むイタリアンフルコースを味わった。13日午前は、移動のバス内で鶴岡ふうどガイドの渡部恵美さん(54)=同市大網=が、フリップボードを使いながら、鶴岡市民の“孟宗愛”や鶴岡市の食文化などを参加者に解説した。

 東岩本地区に到着後、生産者の宮崎広和さん(67)が所有する竹林で孟宗掘りを体験。宮崎さんから手伝ってもらいながら地面から顔を出した孟宗を掘り起こすと、子どものように笑顔を輝かせる参加者もいた。

 東京都大田区の内田君枝さん(70)は「タケノコは地面から頭を少しだけ出したものを掘るというイメージがあったが、庄内の孟宗はある程度伸びていても柔らかくておいしそう。刺し身や木の芽和えにするほか、教えてもらった孟宗汁にも挑戦したい。とても楽しい体験、楽しい旅だった」と話していた。

 一行は鶴岡市内の料亭で昼食を取った後、帰京した。DEGAM鶴岡は今後もJR東日本と連携し、サクランボをはじめ旬の食材や食文化をテーマにしたツアーの企画・実施を予定している。

生産者の宮崎さん(右)から手伝ってもらい、孟宗掘りを体験した=13日
生産者の宮崎さん(右)から手伝ってもらい、孟宗掘りを体験した=13日



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