2023年(令和5年) 5月20日(土)付紙面より
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天神祭を前に、パレードで躍りを披露する鶴岡市の朝暘第五小学校(齋藤禎行校長、児童370人)の4年生53人は18日、同市の日吉商店街などを巡り、パレードの応援を呼び掛ける自作チラシを配った。
市中央児童館とJR鶴岡駅前交差点の2カ所からスタートする従来のパレードが4年ぶりに繰り広げられることを受け、自分たちがパレードで巡る商店街を元気づけようと、地域学習の一環で初の実施。チラシは12種類作り、A4サイズの用紙にそれぞれ鳴子や法被、鶴岡天満宮など天神祭にちなんだイラストや「さくらキッズ 心を一つに元気でがんばります!」などのメッセージを書いた。
この日は日吉商店街と駅前商店街の鮮魚店や家具店など約25軒を数班に分かれて回った。このうち同市日吉町の長南牛肉店には児童全員で訪れ、長南リサ常務に「ぜひ見に来てください」とチラシを手渡した。
山本脩悟君(9)は「一生懸命作った。僕たちの踊りをたくさんの人に見てもらいたい」と笑顔を見せた。
同店に30年以上勤めているという加藤実さん(62)=同市本町三丁目=は「地域のことを知るいいきっかけだと思う。地元愛を育んで、地元を大切にできる大人になってほしい」と話した。