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2023年(令和5年) 5月23日(火)付紙面より

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若者が地元に魅力感じるには 地域の課題解決へ実践的ワークショップ

 「若者からイノベーションを起こそう!―元マッキンゼーと学ぶ、地域の課題解決に向けた実践的ワークショップ」が17日、酒田市本町一丁目の「Ribbon STATION(リボンステーション)」で行われ、参加者が酒田の地域課題について理解を深めた。

 「庄内にオープンイノベーションを広める若者の会」が主催。同会は鶴岡市のバイオベンチャー「スパイバー」(関山和秀代表執行役)に勤める3人が庄内地域の活性化につなげようと、セミナーやワークショップなどを開いている。今回のワークショップのテーマは「若者たちが『酒田にこそチャンスがある』といった夢や希望を抱いてもらうには?」。同会メンバーの佐藤真之介さん(32)らが元マッキンゼー社員でスパイバー執行役員の枡野恵也さん(40)への依頼で企画した。

 マッキンゼー・アンド・カンパニー(東京都港区)は1626年に米国のシカゴ大学経営学部教授のジェームズ・O・マッキンゼー氏によって設立された外資系コンサルティング会社。本社は米国にあり、日本でも自動車、エネルギー、ローカルエンターテインメントなど、幅広い職種、機能のオペレーション改善サポートを事業としている。

 この日は地域活性化などに関心のある、高校生を含む10―60代の18人が参加。初めに枡野さんがオープンイノベーションについて解説し、「企業と行政、企業と企業などの連携によって起こる技術革新のこと」と話し、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」(センター長・安川智之副市長)の活動などを例に挙げて「酒田はすでに多くの革新が生まれていると感じている」と続けた。

 その後、参加者は4―5人のグループに分かれ、互いに酒田の地域課題についての考えを付箋に書き出した上で、「発信力の弱さを改善できないか」「空き店舗をうまく活用したい」「起業や新しい取り組みが失敗しても寛容な社会でありたい」など、若者が地元に魅力を感じてもらうには何が必要か、多くの意見が飛び交った。

参加者がワークショップで意見を交わし合った
参加者がワークショップで意見を交わし合った



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