2023年(令和5年) 6月15日(木)付紙面より
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鶴岡市羽黒町のいずみ保育園(丸山弘美園長)の子どもたちが12日、十文字地区にある県道沿いの「道路島」にベゴニアの苗を植えた。
羽黒地域の人たちが中心となって組織する「花いっぱいクラブ」(渡部幸也代表)が「園児たちに花植えを手伝ってもらい、地域美化の心を育もう」といずみ保育園に体験活動を呼び掛けた。
この日は年長組の園児18人と保育士が参加。出羽三山神社のシンボルとして知られる大鳥居近くの道路島に赤や黄色、紫などに咲いた花を植えた。
作業を終えた子どもたちは「きれいになった」とうれしそう。渡部代表(68)の「もう少し大きくなって咲いたら、自分たちが植えた花を見に来てください」との呼び掛けに「ハイ」と元気に答えていた。
渡部代表は「庄内柿のモニュメントと近くに出羽三山神社の大鳥居があるここ(道路島)は羽黒地域を象徴する場所の一つ。観光客や道行くドライバーに少しでも『癒やし』を与えたい」と話していた。
今回、道路島にはベゴニアのほか、ペチュニア、日々草、メランポジウムの4種類合わせて約1200株を植えた。花いっぱいクラブのメンバーが定期的に水を与えるなどして管理する。
鶴岡市民憲章推進協議会(村田久忠会長)は14日、鶴岡市の鶴岡公園で「花いっぱい運動」を行い、色とりどりの花を植えた。
この日は村田会長(73)と同協議会のメンバー合わせて14人が参加。鶴岡公園で例年実施している場所が改修工事エリアとなっているため、今回は旧バラ園の約10平方メートルの花壇にサルビアとマリーゴールドをそれぞれ32本ずつ植え、花壇を赤や黄色、オレンジで鮮やかに彩った。その後、市役所の出入り口付近でも活動を実施、色とりどりの花が来庁者の目を楽しませていた。
村田会長は「コロナもだいぶ落ち着いてきて人の動きが多くなってきた。市民や旅行者に花いっぱいの鶴岡を好きになってもらえれば」と話した。
市民憲章の啓発活動に取り組む同協議会は「きれいなまちづくり部会」が中心となり、5つある憲章のうちの1項目「美しいまちにしましょう」を踏まえ花いっぱい運動を展開。市内の幼稚園などに花の苗を提供する活動なども続けている。