2023年(令和5年) 6月15日(木)付紙面より
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鶴岡市本町二丁目の南銀座通りと一日市通りをつなぐ市道神楽橋十三軒町線の一方通行規制(約120メートル区間)が14日に解除された。同区間が対面通行になるのは1974(昭和49)年以来50年ぶり。
鶴岡市は中心市街地へのアクセス向上や商店街活性化などを目的に、2015年度から市中心市街地交通規制解除事業を進めており、16年3月にみゆき通り、昨年6月に南銀座通りの一方通行規制が解除された。
神楽橋十三軒町線は周辺の市道とともに1974年に東から西への一方通行となっていた。市は15年度以降、道路拡幅に伴う用地取得を進め、昨年度は東西両端の交差点改良や拡幅改良工事を行った。
対面通行への切り替えに伴い、道路幅は以前の7・4メートル(車道6・4メートル)から改良後は13・75メートル(車道8・25メートル)に広がり、東西両端の交差点に右折レーンを設置した。また、拡幅した北側に幅2・5メートルの歩道が新たに設けられた。事業費は2億8900万円。
この日の午前10時で規制が解除され、一日市通り側から東進すると南銀座方面へ左折でき、宮原病院方面への右折も可能となった。近くに住む50代男性は「一日市通り側から南銀座通りへ向かう場合、ぐるりと回らなければ着かなかったがかなり便利になりそうだ」と話していた。
一方、内川沿いの一方通行路線についても市が関連工事を進めており、川端通は25年春、一日市通りは28年春の規制解除を予定している。