2023年(令和5年) 6月28日(水)付紙面より
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庄内町の立川小学校(村山能弘校長、児童140人)の2年生児童が26日、町内を流れる清流・立谷沢川にサクラマスの稚魚約4万1000匹を放流した。
放流活動を通して、地域の自然や生物について理解を深めてもらおうと、最上川第八漁業協同組合(鈴木春男組合長)が同小と協力して毎年この時期に行っている。
この日は2年生14人と同漁協関係者ら合わせて30人が参加。鈴木組合長から「今日の放流から2年後くらいに川に戻ってくる。成長すると腹がピンクの桜色になるのが名前の由来」など県の魚に選ばれているサクラマスの一生の話を聞いた後、放流に取り組んだ。子どもたちは同漁協メンバーから小さなバケツに約7センチに育った稚魚を移してもらい「元気でね」と声を掛けながら川に放流していた。参加した阿部叶実さん(7)は「優しく放流できたので良かった。大きくなって戻ってきてほしい」と話していた。