2023年(令和5年) 6月28日(水)付紙面より
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遊佐町の鳥海山大物忌神社(高橋廣晃宮司)は26日、運営する鳥海山山頂直下の御室、7合目の御浜両小屋に、登山者用の食料や飲料、燃料などをヘリコプターで荷上げした。これにより両小屋は7月2日の営業開始に支障がなくなった。
両小屋は、宿泊する希望者に食事を提供する山小屋としては国内最北という。例年、東邦航空(東京都)東北事業所(宮城県岩沼市)所属のヘリでこの時期に荷上げを行っている。
この日は早朝、快晴に恵まれた。ヘリは仙台空港から午前9時に荷上げ基地の大平駐車場(遊佐町)に飛来。雲が湧いて中断を余儀なくされた時間帯があったものの、両小屋と同町が経営する滝の小屋の間で計三十数回、ピストン輸送し午後4時ころ予定通り荷上げを終えた。
小屋の宿泊予約などの問い合わせは鳥海山大物忌神社吹浦口之宮社務所=電0234(77)2301=へ。