2023年(令和5年) 7月1日(土)付紙面より
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社会ルールを守り、正しい判断力を身に付けるための学習教室「キラキラハート」が27日、酒田市の富士見小学校(佐藤克彦校長)で行われ、講話を通して児童たちがルール順守の大切さを学んだ。
同校では、酒田警察署(熊坂嘉幸署長)や酒田地区少年補導員連絡会の協力で、いじめ・犯罪防止やSNSでの誹謗中傷を防ぐことを目的に毎年、非行防止教室を実施している。
この日は同署員をはじめ県警察本部少年サポート庄内の職員、少年警察大学生ボランティア、少年補導員計14人が同校を訪問。低・中・高学年単位で教室を実施した。
このうち3、4年生110人の教室では、大学生ボランティアが「万引する人を横で見ていただけの友達は犯罪になるでしょうか」「SNSに自分や友達のことを書いたらどうしてダメなのでしょうか」といった犯罪や個人情報に関するクイズを出題、児童たちは率先して手を挙げ「誘拐されるかもしれない」「学校に不審者が来るかもしれない」と口々に解答。身を守るためにさまざまなルールがあることを聴講し、理解を深めた。
4年の遠田夏希君(10)は「知らなかった犯罪を知ることができた。友人と話す時も言葉の使い方に気を付けようと思った」と話した。