2023年(令和5年) 7月1日(土)付紙面より
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鶴岡市早田の道の駅「あつみ」しゃりんで29日、「あつみの魚屋 さがなぁや」がオープンした。敷地内の鼠ケ関水産加工生産組合の販売ブースで新たに鮮魚や刺し身、すしなどを販売している。
庄内浜産の鮮度の良い魚介類を多くの人に知ってもらおうと、しゃりんを経営するクアポリス温海(矢口泉支配人)らが初めて企画した。
初日の29日は地元で取れたノドグロや岩ガキ、ホッコクアカエビ(甘エビ)など約20種の魚介が並んだ。岩ガキとサザエ、イカは浜焼きでの提供も可能。店先の飲食コーナーで味わうことができる。すしネタはアラ、マグロ、タイ、ヒラメ、甘エビの5種。2貫と3貫のパックがあり、2貫は同一ネタで150―200円、3貫はランダムで500―600円の価格設定となっている。
このほかスルメやガサエビのえびせんといった加工品も豊富。訪れた人は何を手に取ろうか迷いながらも買い物を楽しんでいた。
定期的にしゃりんに訪れるという村上市の大野悟さん(59)は「海風を感じながらすしや刺し身を楽しめるのは最高。県外客もよく訪れる所なので、庄内の海鮮の新鮮さが今以上に知られていくのではないかと思う」と話した。
期間は7月18日(火)までの20日間。底引き網漁が再開する9月上旬に再び開店する予定。