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2023年(令和5年) 7月6日(木)付紙面より

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まるっと鳥海わくわくキャンペーン 昨年応募過去最高 県がさらにPRへ 「抽選で特産品」周遊企画 交流人口拡大に一役

 秋田県南部と山形県北部(庄内)の観光スポットや飲食店を巡り、抽選で特産品が当たる周遊企画「まるっと鳥海わくわくキャンペーン」が、交流人口の拡大に一役買っている。鳥海山を共通テーマに観光振興を図ろうと2008年に両県の観光部門担当者でつくる「鳥海地域連携実行委員会」が企画した。昨年のプレゼント応募の総数は930通で、過去5年間で最高を記録。アンケートでも「以前と比べて由利本荘と庄内間の行き来が増えた」と回答した人が大幅に増加した。実行委事務局の県庄内総合支庁観光振興室の担当者は「これからも気軽に両県の観光が楽しめる旅をアピールしていきたい」と話している。

 わくわくキャンペーンのエリアは由利本荘市、にかほ市、酒田市、遊佐町の4市町。例年7月から10月まで鳥海エリアの観光スポットを満喫してもらうことが目的だ。キャンペーンのパンフレットに掲載した参加対象施設のスタンプを押し、8個以上ためて応募すると抽選で1万円相当の特産品が当たる。

 パンフレットには元滝伏流水(にかほ市)、獅子ケ鼻湿原(由利本荘市)、胴腹滝(どうはらのたき)(遊佐町)、開運出世の滝(酒田市)などを掲載。このほかラベンダーソフト(ハーブワールドAKITA)や、いかすみソフト(さかた海鮮市場)といった16種類の「ご当地アイスクリーム」を写真で紹介し、パンフレット上で「食べて」「見て」「遊んで」をエスコートしている。

 事務局によると、過去5年間のプレゼント応募数は2018年が725通、19年が731通、20年が632通、21年はコロナ禍で中止、22年は930通。パンフレットに付けた応募はがきのアンケートでは「次回もキャンペーンに参加したい」「秋田―山形間の県境を越える機会が増えた」と答えた人が多かった。観光施設などに置いて自由に持ち帰りできるパンフレットは例年3万5000部製作。往来が多い道の駅ではなくなる施設もあり、追加している。

 わくわくキャンペーンは今年で14年目。最初は参加16施設でスタートしたが、年々増やす努力を重ね今では40施設になった。今回は昨年9月にオープンした「サカタント」など庄内側で5つの施設を新たに加えた。

 同支庁観光振興室では「プレゼントの応募数が過去5年間で最高となったことは素直にうれしい。少しずつではあるが『わくわくキャンペーン』が浸透してきていると受け止めている。今後も両県の観光振興と交流人口の拡大に向けて努力を続けていきたい」と話す。

 わくわくキャンペーンのプレゼント応募の締め切りは11月13日。4市町のスタンプをパンフレットに押し4個以上から応募できる。スタンプ8個以上は環鳥海エリアの特産品1万円相当(10人)、4個以上は特産品と施設優待券(190人)を抽選で決めて当選者に郵送する。問い合わせは実行委事務局の秋田県由利地域振興局=電0184(22)5432、または庄内総合支庁=電0235(66)5493=へ。

「今年もたくさんの応募をお待ちしています―」。両県の観光スポットを折りたたみタイプのパンフに網羅
「今年もたくさんの応募をお待ちしています―」。両県の観光スポットを折りたたみタイプのパンフに網羅



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