2023年(令和5年) 7月6日(木)付紙面より
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個人情報の誤登録、ひも付けミスなど全国各地でマイナンバーカード(マイナカード)に関するトラブルが相次ぐ中、酒田市はトラブルが明らかになった5月以降、6月末までに自主返納が計7件あったと発表した。
今月3日の定例会見で丸山至市長が明らかにしたもので、このうち「セキュリティー上の不安」が6件を占めたという。
残る1件の理由は「作っても使わない」。マイナカードに関するトラブルの報告はないという。丸山市長は「行政業務の効率化、市民生活の利便性向上という意味でデジタル化は必要不可欠な仕組み。ミスはあってはならないこと。国にはしっかりした事業設計をしてほしい」と述べた。
一方、鶴岡市によると、6月以降に同市で4件のマイナカードの自主返納があった。今月4日現在の集計。理由は、いずれも「情報漏えいへの不安」だったという。