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2023年(令和5年) 7月12日(水)付紙面より

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見違えるほどすっきりと クロマツ 保全活動 公益大、山大生下草刈り

 酒田市浜中の砂防林で6日午後、クロマツ保全活動「Save the クロマツ2023―未来へ残そう!庄内海岸林」が行われ、東北公益文科大学(同市)、山形大農学部(鶴岡市)の学生らが下草刈りに取り組んだ。

 活動箇所は、個人所有のクロマツ林をさまざまな主体が借り受け、森づくり活動を行う「森林ボランティアオーナー区画」。長く手付かずの状態になっていたが2018年10月、鳥海山・飛島ジオパーク「ジオガイドの会」メンバーが酒田市などの協力で下刈りなどを実施。翌年以降、呉尚浩公益大教授(公益学、環境社会学など)、菊池俊一山大農学部准教授(林学、森林工学など)のゼミ生、ジオガイド、庄内海岸のクロマツ林をたたえる会や酒田ロータリークラブの会員、県職員ら産学官民が一体となって作業を継続している。

 この日は気温が上昇し真夏の強い日が照り付ける中、学生計29人はじめ55人が参加、「めざせ、劇的before&after」と銘打ち約0・8ヘクタールで整備作業を取り組んだ。参加者は長い鎌を手にクロマツの周囲に茂った草や細い雑木を次々と刈っていった。

 約45分の作業で一帯は見違えるほど、すっきりした雰囲気に。最後は道具の手入れ作業も体験した。公益大4年の三ケ田珠美子さん(21)は「作業は大変だが、地域の人、山大生と一緒に作業できることが楽しい」と話し、「出身地の秋田県能代市にも『風の松原』という松林がある。先人が守ってきた松林をこれからも守っていくことは大切なこと」と続けた。たたえる会副会長の梅津勘一さん(遊佐町吹浦)は「年に1回でも手入れをすれば、良くなるという手本のような箇所。これからも多様な主体による協働で活動を継続していきたい」と話した。

クロマツ林で奉仕活動を展開する参加者たち
クロマツ林で奉仕活動を展開する参加者たち



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