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2023年(令和5年) 7月18日(火)付紙面より

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夏バージョン「酒南塩ラーメン」登場 地元産夏野菜にこだわり 酒田市上黒川「日向里カフェ」

 酒田市上黒川の日向コミュニティセンター内にあるコミュニティカフェ「日向里(にっこり)カフェ」で15日昼、酒田南高校食育調理コースの生徒有志が同市八幡地域で採れた夏野菜など使用し考案した「酒南塩ラーメン」を提供、「おいしい」という声が店内にあふれた。22日(土)にも同様のラーメンを提供する。

 「日向里カフェ」は2019年7月にオープン。地域住民と市、市とパートナーシップ協定を結ぶ「良品計画」(東京)の3者が連携し整備・運営、地域の交流・活性化拠点として、飲食を中心とした物品販売や、イベントを展開している。

 「『日向里カフェ』でできること」をテーマにおととし、2回にわたって同校生徒を対象にしたワークショップを開催。出されたアイデアを基に、「酒南日向里新メニュー開発プロジェクト」と銘打ち、同コースで学ぶ生徒有志が地元食材を使ったラーメンの開発に取り組むことになった。同市などで人気ラーメン店を手掛けている「もっけだのフードサービス」社長で同校OBの齋藤晴紀さんが全面的に監修した「酒南塩ラーメン」を昨年12月に初めて提供し、地区民や行楽客から好評を得た。今年5―6月には「春バージョン」を発表した。

 生徒たちが今回、考案した「夏バージョン」は、八幡産「はえぬき」の米粉をブレンドした特製米粉麺を用い、スープは鳥海山の伏流水を含む海水を煮詰め製造した「さかたの塩」とアサリのだしを使用。具材はズッキーニ、バジル、ミニトマト、キクラゲなど八幡産にこだわり、さらに鶏ささみ、アサリ、レモンもトッピングし、熱々にもかかわらず、涼しげな見栄えに仕上げた。

 この日は、先輩から店舗運営を引き継いだばかりの2年生17人が参加した。朝から下ごしらえを行って午前11時から販売を開始。あいにくの雨降りの中、大勢の市民らが途切れることなく訪れ、1杯700円のラーメンが飛ぶように売れた。

 味わった人たちは「うまい」と太鼓判。中心となって考案した生徒の新田大夏さん(16)は「コストと見栄え、味のバランスを取りながら考案した。大勢の人から『おいしい』と言ってもらい、うれしい。22日も元気よく運営したい」と話した。

 同校によると、22日も午前11時から限定100食を提供する予定。今年11月には「秋バージョン」の営業も計画しているという。

注文が殺到し、急ピッチで作業に当たる生徒たち=15日午前
注文が殺到し、急ピッチで作業に当たる生徒たち=15日午前

人気を博した「酒南塩ラーメン」。見た目も夏らしく涼しげに仕上がっている
人気を博した「酒南塩ラーメン」。見た目も夏らしく涼しげに仕上がっている



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