2023年(令和5年) 7月20日(木)付紙面より
ツイート
外航クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を運航するプリンセス・クルーズ社の市川紗恵アジアポートオペレーション部長を招いた講演会が18日、酒田市の公益研修センターで開かれ、参加者がクルーズ船寄港の際のポイントなどについて学んだ。講演会は、同市の官民を挙げたおもてなし推進組織「酒田交流おもてなし市民会議」(会長・丸山至市長)が企画。市民ら約70人が聴講した。
「外国クルーズ船の近況と寄港地の成功事例」と題して講演した市川さんは、「航空機の旅と比べ、船旅は手続きなどが楽。いろいろな世代・国の人々と交流したり、人生の豊かさにつながる経験をたくさんすることができる」とクルーズ船の魅力について触れ、コロナ後の世界でのクルーズ船運航状況や、アプリを通して互いの位置確認や各種サービスを利用できる同社のウエアラブルデバイス「メダリオン」を紹介。
また、「旅行に関して今、最も魅力あるキーワードは『ローカル』。地域ならではの食事、体験、芸術、職人、美術館や博物館など海外の旅行客からローカルの需要は大変高い。われわれが酒田に複数回寄港するのは外国人客の満足度が非常に高いから。複数回の寄港は特別なこと。酒田は港から案内できるスポットが近くて多い。自信を持ってPRしてもらえれば」などと話していた。