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2023年(令和5年) 7月22日(土)付紙面より

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山形庄内・松ケ岡 ワインプロジェクト第2弾 白「シエロ」赤「ロッソ」販売開始 ワイン通し松ケ岡の魅力広くPR 2種合わせ700本限定 都内イベントも企画

 エルサンワイナリー松ケ岡(鶴岡市、早坂剛社長)とANAあきんど庄内支店(酒田市、前田誠支店長)などの連携による「山形庄内・松ケ岡ワインプロジェクト」の第2弾で、赤と白のワインが出来上がり、20日から鶴岡市松ケ岡のピノ・コッリーナファームガーデン&ワイナリー松ケ岡で販売が始まった。2種合わせて700本(1本750ミリリットル)の限定販売。今回は東京都内での販売やディナーショーなどのイベントも企画し、ワインを通じて松ケ岡の歴史や文化、魅力を広くPRしていく。

 庄内に移住して地域活動を実践している全日空客室乗務員の「ANA庄内ブルーアンバサダー」が昨年の第1弾に続いて、複数の原酒を掛け合わせて味を調える手法で作った。

 商品名は白が「ヴェスティート・シエロ2022」で、限定500本。松ケ岡産の醸造用ブドウのソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネの原酒を使い、上品で口当たりの良いワインに仕上げた。イタリア語で「ヴェスティート」は着飾る・ドレスの意味で、「シエロ」は空の意味。

 赤は「ヴェスティート・ロッソ2022」で、限定200本。「ロッソ」はイタリア語で真紅の意味。ピノ・ノワールの原酒を中心に、マスカット・ベリーAなど複数の原酒を掛け合わせ、今年5月の先進7カ国首脳会議(G7)広島サミットで提供された同ワイナリーのワイン「メルロー2021」も少量加えた。絹産地だった松ケ岡の歴史を感じられるよう、雑味がなく滑らかな「シルキー」で口中に香りが広がる華やかなワインに仕上げたという。

 いずれも鶴岡産の高級シルクの端切れを再活用してボトルに巻いて彩りを添え、商品名の「ヴェスティート」を演出。販売価格はともに1本6000円(税込み)。

 昨年は風味の異なる白ワイン2種合わせて700本を作り、鶴岡市のふるさと納税返礼品などで取り扱われ、一般販売は少なく、数カ月で完売した。「赤ワインも飲んでみたい」「都内でも購入したい」といった声を受け、第2弾を企画。8月上旬から期間限定で羽田空港第2ターミナル1階にあるカフェ「和蔵場」で販売するほか、帰省ラッシュで人の動きが増える8月12、13の両日は同所で松ケ岡をPRするイベントも開催。9月下旬には松ケ岡開墾場の大蚕室のライトアップと組み合わせ、松ケ岡産ワインを楽しみながら地域の魅力に触れるスペシャルディナーショーも企画。

 販売開始に合わせて20日、ピノ・コッリーナで記者発表会があり、昨年からプロジェクトに参画している庄内ブルーアンバサダーの西紅映(くれは)さん(29)は「都内での販売やイベントで松ケ岡産ワインの認知度アップに努め、ワインを通して松ケ岡の魅力を広く伝え、より多くの人から訪れてもらえるようにしていきたい」と話した。

松ケ岡産ワインを紹介する庄内ブルーアンバサダーの西さん=20日、松ケ岡・ピノ・コッリーナ
松ケ岡産ワインを紹介する庄内ブルーアンバサダーの西さん=20日、松ケ岡・ピノ・コッリーナ



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