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2023年(令和5年) 7月27日(木)付紙面より

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循環型農業の食材をおいしく 料理人とタッグ 付加価値高める 山大イノベーションキッチン 研究成果オリジナル料理でPR

 循環型農業の食材を使った料理提供と研究成果を発表する「山大イノベーションキッチン」が22日、鶴岡市の山形大学農学部(村山秀樹学部長)で行われた。

 イノベーションキッチンは山大の教授や学生がプロの料理人とタッグを結成。循環型農業で作られた食材を使って付加価値の高いオリジナル料理を生み出すことが目的だ。研究成果を論文形式で発表するだけでなく、市民に「目に見える形(料理)」にして伝えることを目指している。

 この日は山形大学工学部の西岡昭博教授と同農学部の浦川修司教授、その学生が登壇。これまで取り組んできた研究についてプレゼンテーションした。
 このうち、農学部4年生の相澤陽菜さん(22)と岡本真月理さん(21)のプレゼンでは豚に与えるエサの生産から肥育、豚肉として販売するまで一貫した取り組みを紹介した。

 その中で2人は「養豚に与える庄内産トウモロコシ子実の安定確保を一つの課題に研究している。飼料用の輸入トウモロコシを地元産に置き換えるには多収栽培が必要。今は『カビ毒』に汚染されない品種の絞り込みを進めている」と話した。

 会場では「blanc blanc gastropub」の五十嵐督敬(よしのり)シェフ(38)が考案した「米粉とザリガニのクラシックビスク」と「山大あらびきウインナー?鶴岡野菜を添えて?」の2品が参加者に振る舞われ「とてもおいしい」と高い評価を得た。

 イノベーションキッチンは山大進学に関心を持つ高校生を対象にしたオープンキャンパスに合わせて実施した。参加した女子高生は「楽しいイベントだった。私も農業と食について研究してみたい気持ちが強くなった」と話していた。

豚に与える庄内産トウモロコシ子実の栽培研究についてプレゼンする相澤さん(右)と岡本さん
豚に与える庄内産トウモロコシ子実の栽培研究についてプレゼンする相澤さん(右)と岡本さん



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