2023年(令和5年) 7月30日(日)付紙面より
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鶴岡市の藤島・羽黒両地域の少年サッカー合同チームが31日から8月3日までの4日間、鶴岡市と姉妹都市の盟約を結ぶ北海道名寄市を訪問し、地元の小学生チームと交流試合に臨む。
明治33年、当時の東栄村・添川集落(現・鶴岡市)の開拓団が、名寄市曙地区でくわを入れ、現在の礎を築いた。これを縁に鶴岡市(旧藤島町)と名寄市が1996年に姉妹都市の盟約を結んだ。これまで両市の小学生が相互訪問し、剣道やサッカーの交流試合を通して友情の絆を深めている。
今回、名寄市を訪問するのは「ふじしまジュニアサッカークラブ」と「羽黒サッカースポ少」に所属する小学3―5年生合わせて15人。大人3人が引率する。
一行18人は31日夕、空路で名寄市に到着後、加藤剛士市長を表敬訪問。歓迎パーティーに参加する。1日は「名寄ピヤシリサッカー少年団」と交流試合(4?5試合)を行うほか、開拓地の曙地区にある「山形神社」を参拝する。2日は旭山動物園を見学、3日に鶴岡へ戻る。
訪問を前に28日、子どもたち15人が鶴岡市の皆川治市長を表敬訪問し「名寄市の小学生と仲良く交流したい」と抱負を語った。
皆川市長は「12年に1度の卯(う)歳御縁年を迎えた出羽三山やクラゲの加茂水族館、おいしいお米など鶴岡市の魅力を伝えてください」と子どもたちに呼び掛けた。
ふじしまジュニアサッカークラブの石川航太君(藤島小5年)は「今から名寄市に行くのが楽しみ。サッカーを通して友情を深めます」と元気に話した。
【名寄市】 北海道の道北、稚内市と旭川市の中間に位置する。人口は約2万6000人。もち米やアスパラガス、寒暖差を生かしたカボチャの産地として知られる。