2023年(令和5年) 8月1日(火)付紙面より
ツイート
障害者とマリンスポーツを楽しむ「ねずがせきバリアフリービーチフェス」が29日、鶴岡市のマリンパークねずがせきで行われた。
車椅子が通れるようビーチにスロープを整備(2020年)したマリンパークねずがせきで、障害者にマリンスポーツの楽しさを伝えようと一般社団法人ドリームやまがた里山プロジェクト(代表理事・小谷卓鶴岡高専名誉教授)が企画。
この日は視覚障害者と事故で車椅子生活を送る人たちを招待。プロジェクトのスタッフのほか東北公益文科大学の学生ボランティアが大きなボード(ビッグサップ)やシーカヤックに障害者と乗りマリン体験を楽しんだ。車椅子ユーチューバーとして知られる渋谷真子さん(鶴岡市)は「とても爽快。気持ち良かった。私たち障害者がイベントの日だけでなく、いつ海に来てもマリンスポーツが楽しめる社会になることを願いたい」、全国脊髄損傷者連合会の小林光雄副代表理事(同)は「海に来たのは20年ぶり。やはり潮風はいいですね。たくさんの方に協力していただき感謝したい」と笑顔で話した。
イベントには庄内町の小学生33人も参加。砂浜に敷いたゴムマットで、車椅子のまま波打ち際まで行ける障害者にやさしいビーチについて理解を深めた。